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※最新の2008年京王駅弁大会情報はこちら
京王駅弁大会を楽しむためのアドバイスページです。ここでは2006年1月12日〜24日まで開催の2006年京王駅弁大会を例に取ります。「かに対決」と「カツ対決」、タイ・アユタヤ駅のお弁当など、約200種類の駅弁が全国から集結し、話題は尽きませんでした。訪れた2006年1月14日(土)の様子、この駅弁大会の見どころを過去の画像も含めて私なりにレポートしました。特に初めて行かれる皆さまへの今後のご参考になれば幸いです。

 ※2007年のレポートはこちらへ。

かに対決

      

      
              釧路駅「たらば寿し」

      
            根室駅「花咲かに弁当」

      
              小樽駅「小樽漁華」

      
             長万部駅「かにめし」


      
          福井駅「ちゅんちゅんかにめし」

      

 

今回の「かに対決」は5種類。

1、釧路駅「たらば寿し」 1350円
2、根室駅「花咲かに弁当」 1260円
3、小樽駅「小樽漁華」 1260円
4、長万部駅「かにめし」 1000円
5、福井駅「ちゅんちゅんかにめし」 1500円


釧路駅「たらば寿し」はタラバガニの大きな棒肉が魅力。脇にはサーモン、いくら、ニシン昆布巻き、小茄子の漬け物が彩りを添えます。

根室駅「花咲かに弁当」は花咲がにの旨味がたっぷり染みこんだコクのあるご飯、柔らかいほぐし身、鮭ハラスなどが魅力。カニ焼売は必食。

小樽駅「小樽漁華」のごはんはなんと「ウニ」の炊き込みご飯。その上に本ズワイガニのほぐし身と焼いた棒肉、カニザンギなど、贅沢な内容。

長万部駅「かにめし」↑は伝統の味を守りつつ、掛け紙リニューアル。カニほぐし身はでんぶのようにふわふわさらさらで新鮮な味に更新?

唯一北海道でない福井駅「ちゅんちゅんかにめし」↑はズワイガニ雄の棒肉と雌の甲羅の中身をホカホカの容器で堪能できます。



大会初日は釧路駅「たらば寿し」が夕方6時現在で完売し、カニの王者タラバの人気を見せつけました。

その後はテレビニュースでの紹介が功を奏したのか、これらの駅弁に関しては混み合う時間帯に整理券を配布して予約購入をするケースが多くなってきているようです。

やはり、毎年のことですが、「対決」シリーズの駅弁は目玉になりますので、会場に行ったら、まず一番欲しい「対決」の駅弁に並ぶか、必要ならば整理券を手にしておくのがよいかと思います。



タイの駅弁

 

アユタヤ駅で売られていた「ガパオ ラートカーオサイクロン (豚肉とタイバジル炒め弁当)」を日本人向けにアレンジした駅弁も2006年の目玉商品です。

 
       タイ・アユタヤ駅のお弁当

東京・高田馬場にあるタイ料理店「スパイスロード」調製のもと、専用の掛け紙をつけて京王駅弁大会期間中の企画商品として売り出しました。750円。

食べてみるとやはり辛く、目玉焼きの黄身をつぶして少しでもマイルドな味にしたいという衝動に駆られました。でも、こういう駅弁を出してくるのは良い意味でのカルチャーショックにもなり、今後も続けて欲しい企画です。

カツ対決    とんかつ vs 鯨かつ

名古屋駅「びっくりみそかつ」 長崎駅「ながさき鯨カツ弁当」

今回の「対決」には「カツ対決」もありました。名古屋駅「びっくりみそかつ」980円と、長崎駅「ながさき鯨カツ弁当」1050円です。一時期まったく姿を消してしまったかに思われていた鯨肉が近年、調査捕鯨数の制限が徐々に拡大されてきたおかげで、再び市場に出回るようになりました。昔のようにとまではいかないにしても、気軽に鯨肉を食べられるようになったのです。そんな背景があってこういう「対決」ができるのは嬉しいことですね。

これら2つの「カツ」に共通しているのは、市販のとんかつソースをかけなくても十分に味付けが施されているということ。「びっくりみそかつ」は名古屋名物の八丁味噌、「鯨カツ弁当」は醤油ベースの秘伝のタレ。素材だけでなく、味つけを楽しむのもこれらの駅弁の魅力の一つです。

実演駅弁

森駅「いかめし」 米沢駅「牛肉どまん中」
壺川駅「海人がつくる壺川駅前弁当」 釧路駅「いわしのほっかぶりずし」

北は北海道から、南は九州・沖縄まで、そこで売られている駅弁の実演が30種類程度あります。人気ナンバー1の森駅「いかめし」をはじめ、昨年から実演している静内駅「日高つぶめし弁当」宮古駅「いちご弁当」米沢駅「牛肉どまん中」西明石駅「ひっぱりだこ飯」、キャラクターとしても楽しい高松駅「アンパンマン弁当」出水駅「かごんま黒ぶた弁当」など、全国の有名駅弁が出来立てで食べ比べできるのは、実演駅弁の醍醐味といえます。


輸送駅弁

横川駅「峠の釜めし」 大館駅「鶏めし弁当」
佐世保駅「あごめし」 秩父鉄道「みそとん弁当」

京王駅弁大会期間中は150種類を超える輸送駅弁が全国各地から集まってきます。毎年長蛇の列となる横川駅「峠の釜めし」を筆頭に、午後1時頃に到着する大館駅「鶏めし弁当」、午後2時頃の佐世保駅「あごめし」。私鉄の駅弁では秩父鉄道「みそとん弁当」、さらに全国屈指のおいしさを誇る宮島口駅「あなご飯」、容器がユニークな甲子園口駅駅「タイガース勝めし」などのレア駅弁も、運が良ければ整理券を使うなどして買うことができます。

また、今年2006年の新登場駅弁には美濃太田駅「ちらし寿司ておけ」沼津駅「港あじ鮨」加賀温泉駅「鯛のいなり手箱」草津駅「淡海のてんびん弁当」などがありました。これらのニューフェイスを買ってみるのも楽しみ方の一つでしょう。


京王駅弁大会売れ筋ベスト10

2006年1月15日(日)終了時では次のようになっているそうです。やはり対決もの、実演駅弁が強いですね。

 1位 森駅「いかめし」

 
2位 釧路駅「たらば寿し」

 
3位 米沢駅「牛肉どまん中」

以下は次の通り。4位長崎駅「ながさき鯨カツ弁当」、5位根室駅「花咲かに弁当」、6位長万部駅「かにめし」、7位釧路駅「いわしのほっかぶりずし」、8位福井駅「ちゅんちゅんかにめし」、9位小樽駅「小樽漁華」、10位宮古駅「いちご弁当」(以上フジテレビ「笑っていいとも」番組内で1月16日紹介のデータより)。


感想・アドバイス

・ここ3年ほど続けて参加しましたが、客足は天候に左右されるということがよくわかりました。3年とも開催後最初の土日どちらかで訪れていますが、2005年は北国のような寒波が襲っていたため、休日といえども、比較的すいていました。しかし、今年2006年は雨天にもかかわらずものすごい混雑ぶりでした。テレビニュースなどで大きく報道されることも大きく影響しているかも知れません。

☆それでは僭越ながら以下に京王ビギナーの方へのアドバイスをさせていただきます。

・まず、どこで何が売られているのかをしっかりと把握することから始めましょう。そのためには京王百貨店新宿店の公式サイトを事前にチェックしておく必要があります。今年は事前にウェブチラシが公開されたので、購入計画には大変役立ちました。また、玄関の総合案内や7階の催事場総合案内でチラシをもらうことを忘れずに。

・当たり前のことですが、一番欲しい駅弁から買う、が鉄則です。しかし、第2希望以降に対決もの、人気があるもの、ユニークな容器、キャラクターもの、期間限定ものなどがある場合は、その入手難易度をよく考えながら購入する順番を考えた方がいいと思います。

・実演の人気駅弁が混んでしまっているときは、整理券の配布に注意しながらも、輸送駅弁コーナーへ足を運びましょう。チラシにもない掘り出し物の駅弁が見つかるかも知れません。

横川駅「峠の釜めし」森駅「いかめし」米沢駅「牛肉どまん中」などのように毎年人気の高い駅弁は、時間に余裕を持って買うことをおすすめします。短時間にたくさんの駅弁を買いたいような場合には、無理に京王駅弁大会で買わなくても、物産展や駅弁祭りなどでも並ばずに買うことはできます。実際、私が京王を訪れた2006年1月14日には赤羽駅で駅弁祭りを実施していましたが、所用でその前を通ったところ、午前中、午後ともに横川駅「峠の釜めし」は並ばずに買えていました。午後4時過ぎでも売れ残っていたくらいです。その場合の他の駅弁大会や駅弁の来る物産展などは駅弁大会情報をご参照ください。

☆それでは皆さま、近所のスーパーとはまた違った京王駅弁大会をどうぞお楽しみください。ここまで読んでいただき、どうもありがとうございました。


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2006京王駅弁大会〜2006〜