元旦九州記念駅弁の旅〜その3・終〜

JR東海「新春こだま&ワイドビューフリーきっぷ(グリーン4回用)」とJR西日本「元日・JR西日本乗り放題きっぷ」を使用して博多まで来た2011年元旦の親子旅。最後は息子のリクエストで広島・宮島の厳島神社へ初詣しに立ち寄りました。

     

宮島口駅に降り立ったのは2004年元旦以来7年ぶりでした。厳島神社への初詣で混雑していると思われましたが、船が10分おきに運航するなど混雑はさほどでもなく、旅行計画が狂わなくて良かったです。

    

そして、その帰りに本心としては寄りたかった「あなごめしうえの」本店。しかし、息子に悪いので素通りして駅の売店に今年の運勢を賭けます。

     

すると、ありました。しかも、まだ温かいではありませんか。掛け紙が味わい深い「穴子黒米寿司」や「穴子おこわ笹めし」が売り切れていたのは残念ですが、「あなごめし」を見ただけで天にも昇る嬉しさでした。

    

下は2011年1月1日、宮島口駅DAILY INで購入した「あなごめし」1470円。

    

実は帰宅してから電子レンジで温め、家族で分け合って食べたのですが、特に娘たちが溜息をつくほどの美味しさに私も満足です。長女などはご飯を食べただけで「これはすごいっ」と唸っていました。

    

香ばしい焼き穴子を口に入れると弾力の良さと柔らかさと、そして秘伝のタレの味わいが何とも言えません。もし、京王や阪神の駅弁大会で買う機会があったらその場では食べずに持ち帰って、また電子レンジで1分程度加熱して賞味したいと思いました。

    

下は2004年1月1日に宮島口駅で購入した「あなごめし」。かねてからの夢を3回目にして叶えました。日本一の駅弁という呼び声の高い宮島口駅「うえの」の穴子飯です。

         

実際に食べてみるとアツアツと言うこともあり、肉も柔らかくて、思わず口の中へかき込みたくなるようなお弁当です。これなら日本一と言われて当然なんだろうと納得のお味でした。

            

また、冷めてもうまいということなので土産にもう一つ購入し、帰宅後に食べてみましたが、確かに柔らかいままでうまかったです。電子レンジで1分チンするとさらにおいしくなりました。
実はこの日ももう少しで食べられないかもしれないという危険性はありました。電話したときは予約しなくても大丈夫のような雰囲気でしたが、実際に行ってみるといきなり30分待ち。広島から九州行きの指定席はもちろん、それ以後の指定席もすべてとれていたので、いくら日本一とは言え、ここでこの日の旅を終わりにするわけにはいきません。何度か店と駅を往復し、やっと手に入れました。今思えば、電話したのだからしっかりと予約しておくべきでした。

「あなごめし」掛け紙ギャラリー

昭和初期 昭和11年
大正12年 創業時〜大正初期
大正中期 大正11年
創業時〜大正11年 昭和11年
創業時〜大正11年 大正12年
大正11年 大正11年
創業時〜大正11年 大正11年

左下は「あなごめしうえの」本店の様子(2004年元旦)。

    

下は2007年1月13日、京王駅弁大会で購入した「あなごめし」。

   

京王駅弁大会では朝一番に宮島口駅「あなご飯」の整理券を総合案内所でもらっていましたので、それを受け取って、帰りの車内でいただきました。いつもながら思うことは、これはもう駅弁の域を超えていますね!! 尊くさえあります。一口ひと口が至福の連続でした。

   

話を2011年元旦親子旅に戻します。宮島口駅では息子がかつて保育園児の頃に「かぼちゃ電車」と呼んでいた115系と久し振りのご対面でした。しかし、塗装が変わると息子には気づかなかったようです。広島駅で下車し、新幹線のぞみに乗り換え、新大阪でひかり、名古屋でこだまを乗り継いで21時半頃に帰宅しました。息子は小5ですが、いつまでできるかな、親子旅。最後までご覧くださり、どうもありがとうございました。

   

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