西九州駅弁の旅 〜その1〜

2007年12月21日から23日にかけて、北海道と九州を旅行しました。22日15時に新千歳空港をJAL便で飛び立った私は、その2時間35分後には九州の地・福岡空港に立っていました。その日は佐賀に宿泊し、翌23日、佐世保から駅弁の旅をはじめたいと思います。駅弁販売最西端の駅です。

    

佐賀から青春18きっぷを使い、817系電車とキハ66形気動車で約1時間半。2年10ヶ月ぶりに佐世保駅にやってきました。駅弁販売最西端の駅です。時刻はまだ9時半前。佐世保駅弁・松僖軒松尾の専用売店には幕の内弁当しか並んでおらず、奥の調理場で「南蛮あごめし」を作っているのが見えました。そこで、せっかくですから少し待って、予定にはなかった駅弁「あごめし」を買い、駅前からすぐの海に向かってみることにしました。

     

2007年12月23日に佐世保駅で購入した「南蛮あごめし」750円。車窓であれ、波止場であれ、海を見ながら食べたい駅弁です。

    

焼いた「アゴ」、別名トビウオのだしで炊いた醤油味のごはんの上に、アゴの卵、つまりトビッコと一夜干しのアゴ、竹の子スライス、海苔、アサリなどが載っています。ごはんは薄味ですが、深い味わいです。

    

下は2004年1月13日、京王駅弁大会で購入した「あごめし」。

    

「あご」とは飛び魚の幼魚のことです。あごの炊きこみご飯にあごの一夜干し、そして卵であるとびっこ、そして紫蘇の葉が散らしてあります。

    

一夜干しはくさやの干物のような濃厚な味わいがあり、とてもナイスでした。

              

再び2007年12月23日の話。早岐に向かうキハ66の車内でいただきます。国鉄時代の車両に乗って駅弁を食べると旨さが増すような気がしてくるのは私だけでしょうか。

    


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