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駅弁の楽しみにユニークな容器(おもしろ容器)というのがありますね。いくつかご紹介します。

            
 
上の画像は私がNHK「熱中時間」にテレビ出演した時、ユニーク駅弁を紹介するために下からせり上がってきたテーブルに置かれたものです。もちろんこれらはすべて駅弁なのです。なかなかおもしろい形のものがあるでしょう。

画像の一番下、左から2番目の横川駅「峠の釜めし」は昭和33(1958)年に誕生した日本初の陶器入り駅弁。これは益子焼(ましこやき)で、手に持つとズシリと重く、また、温かいのです。使用した後も実際にごはんが炊けるとあって、昭和50年代には全国的に「釜めし」駅弁ブームが起きたほどです。今や駅弁大会などでは長い列のできる大人気の駅弁になっていますね。この駅弁こそが「おもしろ駅弁容器」の元祖です。以後、全国各地で陶器、竹、プラスチックなどのユニークな容器が見られるようになりました。

上の画像にも上段の真ん中にプラスチックの雪だるまがいますね。これは新津駅「雪だるま弁当」。2段目一番左の船の形をしたのは高松駅「こんぴら参り」、一番右は姫路城をそのまま容器にしてしまった姫路駅「一国一城」、そのすぐ下の、水戸黄門が持つ印籠(いんろう)の形をした黒いプラスチックの駅弁は水戸駅「印籠弁当」、その左下で最下段にある鳥の形をした陶器は草津駅「おいしい鴨めし」。です

            
            ↑九州は人吉駅の「栗めし」です。容器が栗の形をしているとおいしさも増しますね。

キャラクターの形をした駅弁もあります。例えばハローキティアンパンマンなど。飛び出す絵本の駅弁は高松駅「鬼の金棒」、ペーパークラフトのSLが飛び出すのは新津駅「SL浪漫弁当」。竹でつくった容器もあります。竹筒そのままの駅弁は草津駅「かぐや姫伝説」、竹かごは京都駅「竹籠弁当」など。

こけしの頭の形をした山形駅「花笠こけし」、牛の顔の形でふたを開けると音楽も流れるのは松阪駅「モー太郎弁当」、だるまの形で貯金箱になる高崎駅「だるま弁当」、ブタの形はやはり貯金箱になる新神戸駅「豚々拍子」。たこつぼの形は熊本駅「たこ壺めし」、かにの形は福井駅「越前かにめし」、うさぎの顔は鳥取駅「うさぎちゃんの夢三色寿し」、いのししの形は篠山口駅「猪のぼたんめし」、はまぐりの形は千葉駅「はまぐり弁当」、ふぐの顔は新下関駅「ふくめし」、と数え上げたらきりがありません。

発展学習

※ほかにもおもしろい容器の駅弁があります。駅弁リストで具体的に調べてみよう。なぜ駅弁にはおもしろい容器が多いのでしょうか?

   
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