「駅弁」とは?                      トップページにもどります。

※駅弁に関わるさまざまな事柄について雑学的に述べてみます。思いつくままに書いていくので、いつのまにかページが増えているかもしれません。

1.駅弁の価格の変遷


       

上の画像はある駅弁屋さんからコピーでいただいた「値段の歴史 駅弁」の資料です。
明治18年には幕の内弁当が5銭(「おにぎり2個に香のもの」と但し書きがあります)で売られていましたが、物価の上昇とともに値上がりし、現在では上等な駅弁なら2000円以上、普通の幕の内でも700円〜1200円する時代となりました。よく「駅弁は高い」と言われますが、相対的な価格としては実際どうなのでしょうか。

1つの指標として、米1升(1.4s)と普通(並)弁当は、明治時代から今まで、食糧難で米価が急騰した戦争時期を除き、だいたい同じ価格帯で値上がりしています。例えば米1升(1.4s)の価格は明治18年が5銭、明治39年14銭7厘、昭和29年108円というように。ちなみに現在では1000円程度ですから、このことからすると駅弁は米の価格に大きく影響を受けているということが分かりますね。つまり、米の価格からすれば「駅弁は高い」とは言えないのかも知れません。駅弁を高いと感じてしまう私たちは、逆にコンビニ弁当やほかほか弁当が安い(その分、食材などの質については大丈夫か?など)ということについてよく考える必要があるでしょうね。

相対的に高騰したのは「もりそば」かも知れません。手持ちの資料によると、明治18年にはもりそば1枚が1銭、明治39年には2銭5厘、昭和29年には25円だったのですが、現在では500円〜700円もしています。

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※物価の変遷について昔から現在まで調べてみよう。

2.駅弁の小物

駅弁の小物と言えば、箸、箸袋お手ふきやナプキン、お茶容器、ナイフ、ソースや醤油さし、バラン(おかず同士やごはんに味が移らないための緑色した仕切り)、わさびシート「お早くお召し上がりください」と書かれたしおり、風呂敷などでしょうか。

今回はソースや醤油さしで特徴的なものをご紹介します。



上は一戸駅「ロースカツ弁当」についているソース入れです。とんかつの駅弁だけに、豚の形をしているところがユニークですね。 上は大井川鐵道の新金谷駅「SLの里汽車べんとう」の醤油さし。いかにもSL弁当という形です。ちなみに、お茶もついてますよ。

ついでにこんなものも。水戸駅「幕の内水戸黄門弁当」についていた梅酒入れです。ひょうたん型とはおもしろいですね。また、たとえほんの少しでも、こういう気配りは嬉しいものです。

     

ひょうたん型と言えば、人吉駅「とろろ麦めし」にもひょうたん型の醤油さしが付いています。でも、最もメジャーなのは横浜駅の各種「シウマイ」についている「ひょうちゃん」でしょうね。私も昔から集めてたくさん持っていました。いろんな表情があり、初期のものから全部集めると640種類になるというからオドロキですね。


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※上で紹介したそれぞれの駅弁を駅弁リストで確認してみよう。

       
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