島根だんだん駅弁旅 〜その4〜

2007年8月1日、ついに「奧出雲おろち号」に乗るチャンスが巡ってきました。但し、所用の関係で出雲横田まで。しかし、当サイトにはすでにあくありすさんが「奧出雲おろち旅行記」を公開していますので、物足りない方はそちらへもどうぞ。ここでは各駅で買える駅弁については多くを語らず、このイベント列車で買える車内弁当を中心に取り上げたいと思います。

   

奥深い緑の中を風切って走る「奧出雲おろち号」。トンネルの中はまるで自然のクーラー。夏の快適な旅を演出してくれます。

    

出雲三成駅では駅弁が売られているかも知れない「仁多特産市」のお店を恨めしく見送ったのですが、ここからお弁当の車内販売が乗り込むとは。。。ラッキーでした。

    

2007年8月1日、トロッコ列車「奧出雲おろち号」車内で購入した「飯田の仁多米笹ずし」800円。出雲三成駅から積み込まれました。調製元は「飯田0854−52−1044」。お店は出雲横田にあります。

   

宍道駅から乗車した「特急やくも」の車内でとりあえず撮影用にひと包みだけ開けてみたら、よくあるタイプの鯖寿司でした。

   

しかし、ホテルで開けてビックリしました。サバの他にえび、うなぎ、かに、高茸、鮭ということで、全部で6種類。なお、仁多特産市には置いていないそうで、完全な車内弁当のようです。出雲横田のお店に予約して行けばいつでも買えるとのことでした。

   

香茸(こうたけ)というのは初めて聞きました。深山にしか生えないキノコで、松茸の香りとは言いませんが、香りが強いキノコです。食感はキクラゲの佃煮のような感じ。車内ではワゴン売りが行われました。最初は15個ぐらい積んでいたようです。

    

車内天井にある八岐大蛇(ヤマタノオロチ)のイルミネーションはトンネルに入ると様々な色に変化を遂げ、乗客の目を楽しませてくれます。

     

     

出雲三成からは「仁多牛べんとう」900円も積み込まれました。こちらは10個もなかったと思います。出来立てで、飛ぶように売れていました。

    

黒毛和牛すきやきのお弁当。調製元は「竹葉0854−54−0213」。お店は出雲三成にあるそうで、予約すればいつでも作れるとのこと。なお、仁多特産市には置いていないそうですので、これも「奧出雲おろち号」専用の車内弁当ということになります。

   

出来立ての牛肉弁当がまずいわけはありません。島根県産奧出雲牛のバラ肉でしょうか。口の中でとろけます。まさに至福の瞬間です。

   

脂身が大好きな私には応えられない牛すきやき重ですが、脂っこいのが嫌いな方は冷めてくると辛くなるかも知れません。

   

トロッコ列車とは出雲横田駅でお別れし、折り返します。亀嵩駅「手打ちそば弁当」は買ったものの、八川出雲坂根の「そば弁当」はまた次の機会に。。。

    

日御碕や木次で感じた島根人の優しさは、例えば益田、大田などでも感じたことです。荷物を持って立っている私たちの前に車が停まったり、歩いている地元の方が声をかけてくださったりして、バスの便が田舎であまりないから駅まで送ろうか、などとと言われることがこの5日間で何回もありました。松江でもたまたま2日間で偶然にも4回お世話になったタクシーの運転手さんに、これも何かの縁だからと言われ、非常に親切にしていただきました。その度ごとに、「だんだん(島根弁で「ありがとう」の意味)」という言葉が心に響きます。

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