「東北の想い」駅弁旅2 〜その2〜
2012年6月23日、東北新幹線は開業30周年を迎えました。1982年6月23日、東北の想いを込めて上野〜盛岡が開業した東北新幹線。そして30年経ったちょうどその時に東北を旅行することになりました。2012年6月23日、青森駅から出発して野辺地駅に着きました。
上と下は2012年6月23日、青森駅で購入した「とりめし」700円。野辺地駅で売られているものも同じとなりました。野辺地駅から快速「しもきた」に乗車しましたが、座れなかったので立ちながらいただきました。
ここで少し昔の話を。下は2005年7月28日に野辺地駅で購入した「特製とりめし」。当時は青森駅の「とりめし」とは内容が異なっていました。
恐山に向かうべく、野辺地で乗り換えた際に購入。従来の伯養軒がなくなる2005年の夏、この野辺地駅の名物駅弁である「とりめし」の存続が危ぶまれています。売店のおばちゃんが言った「野辺地はやっぱりとりめしだから。。。」というぽつんとしたひと言が今でも忘れられません。
鶏の照り煮、鶏そぼろ、玉子そぼろ。おかずは帆立煮、エビフライ、野菜の煮物など。
下は2006年1月7日〜9日にかけて開催された冬休み特別企画「八甲田丸ファン感謝デー」にはやしさんが参加され、購入して食べたものです。貴重な画像をどうもありがとうございました。以下はそのコメントです。
「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸にてAM11:00〜PM2:00で東北の人気駅弁や温かいそばを販売しウェルネス伯養軒が主体になり、駅弁が販売され船内で食べれる様です。
船内でいただきました。」
下は昔の掛け紙です。おいしいと何回も食べに行っちゃうんですよね。最初が1974年8月、次が1980年7月17日、3回目が1982年8月25日、そして4回目が2003年3月2日と。この画像では3枚しかありませんが、実はフエルアルバムに1枚、初回のヤツが貼り付いてしまっていて、きっと永久に取れません。ちなみに1974年は400円でした。ついでに2003年は700円。100円値上がりするたびに訪れていることになります。で、内容ですが、照り煮にした鶏と鶏そぼろ、炒り卵、グリンピース、椎茸、漬け物ということで想像して下さい。
下は1969年4月17日。もっと昔の、定価が200円の時代のものです。
ここから2012年6月23日の話に戻ります。朝9時の段階でも野辺地駅売店に「とりめし」はありました。
売店の様子です。予約も出来るみたいですね。引き渡しは午前9時半以降。連絡先は0175−64−6755あじさい野辺地店まで。
下は2012年6月23日、青森駅での様子です。一度は野辺地駅から消えかかった「とりめし」ですが、内容は変更になったものの、沿線の人々や旅人達の想いが叶って売り続けられているのは嬉しいことです。
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