岡山〜天浜線珍道中〜その2〜

2010年1月3日から4日にかけて、青春18きっぷや私鉄を利用する旅をしました。岡山から快速マリンライナーのグリーン車パノラマシートで高松入りした3日はそのまま高松に宿泊。翌朝大阪へ向けての出発は早く、ボリュームたっぷりの岡山駅「贈答用祭ずし」を食べるだけでは四国に来た意味がないので、高松で一番好きな駅弁を買いました。

      

それは高松駅弁の昔からの定番、「あなご飯」です。2010年1月3日、高松駅改札外の駅弁売店で事前予約して購入しました。950円。

     

穴子飯というと刻み穴子を穴子の出汁で炊いたご飯の上に散らした駅弁が多いのですが、この駅弁の良さは肉厚でふっくらとした大きな蒲焼きが載っていることです。金比羅さんの帆掛け船をイメージしたであろう舟形の容器に色飯を敷きつめ、その上に秘伝の自家製ダレをつけて焼いた蒲焼きが2枚。

     

また、刻み穴子はもちろん、穴子の八幡巻が入っています。高松特産の醤油豆も嬉しいですね。らっきょう、奈良漬け、銀杏が箸休めとなります。

     

ところで、高松駅「あなごめし」は1975年、1979年、1980年、1984年など、何回となく食べさせて頂いております。

  

右上の掛け紙は宇高連絡船就航100周年を記念し、2010年5月22日〜2011年3月31日まで高松駅で販売されました。下は2010年9月26日、高松駅で購入した「復刻あなごめし」950円。

    

奈良漬け、らっきょう、海老などが入ります。経木の香りが昭和を感じさせます。

    

下の画像は2003年10月31日購入のものです。1998年以来、食べてなかったですが、5年ぶりに駅弁大会で出会えました。今やこの「あなごめし」は四国を代表する駅弁の一つと言っても過言ではないと思います。

        

下は2007年2月12日、駅弁大会で購入した「あなごめし」。

     

中身のアップです。これだけ大きな切り身で出してくる駅弁屋さんは他にないでしょう。いつ食べてもお買い得感があり、内容も変わらぬ美味しさです。

     

下は1966年11月23日の古い掛け紙です。価格は150円。

           

下は2006年7月22日、高松駅で購入の「あなご押し飯(醤油)」。2006年7月からの新作駅弁だそうです。ほとんど見てくれが一緒の「あなご押し寿司」というのも同時に新発売。2010年にもまだ売店にありました。

     

しかし、この日は正午の訪問時には売り切れていました。やはり予約が無難です。

     

あなごの駅弁は寿司もさることながら、高松ではやはり伝統の「めし」がいいですね。ふっくらとやわらかくて、タレがご飯に染みこんでいてとっても美味しかったですよ。

     

下は2006年11月23日、はやしさんが高松駅で購入した「あなご押し飯(五目)」。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。

     

「あなご押し飯の五目です。とても食べ易かったです。醤油味は夏季限定だそうです。2種類あり、五目は通年で買えるそうです。」

     

下は2006年7月22日の売店の様子。

     

下は2010年1月3日の売店の様子。

     

再び下は2010年1月3日の「あなご飯」。付け合わせなどは少しずつ変化しているようですが、伝統の味は変わらずにいつまでも守り続けて欲しい駅弁の1つです。

     

  四国の駅弁リストに戻る   四国のお薦め駅弁に戻る   駅弁ノスタルジア戦後に戻る 

   

 さらにこの旅を続ける  コロプラ四国駅弁旅に戻る