コロプラ四国駅弁旅 〜その3〜

2010年9月25日から26日まで、「コロプラ乗り放題きっぷ」を使用して四国を旅しました。26日は徳島から高松と向かいました。ここには宇高連絡船就航100周年を記念し、昭和48年頃に連絡船で販売されていた幕の内弁当である高松駅「御弁當」などが復刻販売されていました。

    

上と下は2010年9月26日、高松駅で購入した「御弁當」850円。宇高連絡船就航100周年を記念し、昭和48年頃に連絡船で販売されていた幕の内弁当である高松駅「御弁當」850円。前日に予約しておきました。

    

特急いしづちの中で瀬戸内海を見ながら賞味しました。サワラ焼き、牛肉煮、玉子焼きなど、経木の香りが懐かしい、駅弁らしさが色濃いレトロなお弁当でした。

    

復刻駅弁はもう1種類ありました。2010年9月26日、事前予約して高松駅で購入した「復刻版あなごめし」950円。いやあ、懐かしい掛け紙で嬉しいです。復刻幕の内弁当と同様、2010年5月22日〜2011年3月31日まで高松駅で販売します。通常版もあるので、予約が無難かと思われます。

    

この「あなごめし」は高松に立ち寄るとついつい食べてしまいます。いつ食べても本当に美味しいと自信を持って言える駅弁です。詳しくはこちらのページをご覧ください。

    

復刻駅弁を紹介したついでに、少し前の駅弁も振り返ってみましょう。下は2007年2月、はやしさんが高松駅で購入した「幕の内弁当」850円。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。

            

「高松駅弁当さんの850円の幕の内です。中身です。やはり冷めていても美味しく頂けました。」

            

次は、幕の内弁当の掛け紙を振り返ってみたいと思います。左下は1971年10月18日の「御辨當」。「さぬきの民話」と題し、以下のお話が・・・

     

「金毘羅さんにはテングンさんが棲んどんやと。ほいで嘘をついたり、悪いことばっかりしょったら股を八ツ裂きにして松の木のてっぺんに突きさしとくんやと。お母さんが頼んでもいかんのやで。ほいたから今でもおさがりのあとのお宮さんは、青竹でかきして人をはめんのやと。テングンさんがあそっびょるからやと。」ちょっとよくわかりませんが、以上、「さぬきの民話」でした。右上は1967年11月1日の「御辨當」150円。右下は同年5月1日のもので、宇野支店販売のもの。そして左下は1968年9月27日の「お弁当」です。

     

ここから下は2010年9月26日に話を戻します。「あなごめし」や「たこめし」に勝るとも劣らない、大ブレイクの予感がする駅弁のご紹介です。同日、高松駅にて購入した「讃岐たいらぎ弁当」1100円。たいらぎ貝の佃煮も入っていてこれはお買い得です。

    

2010年9月発売の某週刊誌でも駅弁専門家の方々が上位にランクされていたのはよくわかります。一食の価値ありです。2010年4月10日から発売されました。たいらぎ貝というと有明海をすぐに連想してしまう私ですが、瀬戸内海も特産なのだそうです。

    

たいらぎ貝が見え隠れする炊き込みご飯の上には、照り焼き、塩焼き、煮付けのたいらぎ貝の貝柱が載っています。さらに、たいらぎ貝のひも佃煮まであって、まったく飽きない完璧なたいらぎ尽くし。海老、いとよりと鱈で練ったえび天は中央に。

    

彩りは錦糸玉子と枝豆。副菜として玉子焼き、さぬき菜の漬物、そして高松と言えば醤油豆で決まり。お米は香川県産ひのひかりを使用しています。このご飯も上手に炊き込まれていて美味しかったです。二大女性駅弁専門家が口を揃えるように、確かに「素晴らしい」の一言に尽きる駅弁と言えます。

    

特急いしづちは岡山から来た特急しおかぜと連結して一路松山へと向かっています。

    

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