紀州・記念弁当の旅
〜その2〜
2009年8月23日から24日にかけて、半年ぶりに紀州を旅しました。2009年7月15日の紀勢本線全通50周年に向け、2009年4月より9月末まで、JR西日本管内では和歌山、御坊、紀伊勝浦・新宮の各駅で記念弁当が発売されました。今回は南から順を追ってご紹介します。
真夏の暑い陽射しに誘われて、紀伊勝浦にやってきました。前回訪れた半年前の春とはまた違って、やはり南紀は夏が似合います。熊野古道をイメージした跨線橋の内部は「紀勢本線全通50周年」の幟が吊され、お祝いムードが漂っていました。
紀伊勝浦駅の待合いコーナーには紀勢本線全通50周年の記念写真展が開催されていました。
ここで私が旅した1週間前の2009年8月17日に新宮駅や熊野市駅などを訪れていたcielarkoさんのレポートをどうぞ。cielarkoさん、貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。
「JR西日本の新宮駅には50周年記念写真がありました。まずは駅舎から。駅舎にも50周年記念の文字。下の2枚は新宮駅の写真パネル。」
「JR東海の区間の駅にも50周年記念の幟が柱に吊り下げられていました。左下は熊野市駅にて。他にも50周年記念ベビースターラーメンが売っていました。イセエビ味。新宮駅キヨスクで購入。380円。」
さて、紀伊勝浦駅と新宮駅では丸新が調製する記念弁当が売られています。紀勢本線全通50周年「まぐろ祭り」1050円がそうです。この駅弁は2008年の秋に登場しましたが、今回は記念弁当として内容がリニューアルされ、価格は100円安くなって1050円に値下げしました。まずはリニューアル前のものを振り返ってみましょう。下は2008年10月26日、通信販売で購入した「まぐろ祭り」。1150円。
当初は「駅弁図鑑西日本編」の宅配ページから申し込み、自動返信確認メールは来ましたが、その後、調製元の「丸新」から全く音沙汰がなかったので、到着前日に確認の電話をしたところ、注文メールが届いた形跡はないとのことでした。実は過去にも「丸新」公式ページよりメール注文したのですが、そのメールが届いていないことがあったので、心配になって確認したのは正解でした。
丸新の話では、「駅弁図鑑西日本編」から注文メールが来ても文字化けして読めないことがあるなど、過去にもトラブルはあったようです。今後、丸新に宅配注文をする場合は、直接0735−22−8181に電話されることをオススメします。
そんなわけで、当初の予定よりも遅れてしまいましたが、やっと届いた「まぐろ祭り」。クール便で来ますので、生ものを取りだし、その他は電子レンジにかけることを強くオススメします。でないと、食べて後悔することになるかと思います。念を入れてごはんには少し水をふりかけておいた方がよいでしょう。
ついでに言いますと、特に陶器の釜は冷え切っていますので、電子レンジに最低2分はかける必要があります。ぜひ十分に温めてください。寿司の場合はもちろん温めませんが、すぐには食べず、しばらく放っておいて、常温になったらいただいてください。これは私の過去の失敗から学んだ鉄則です。
さて、電子レンジで甦った「まぐろ祭り」は十分に川柳の
「鮪素停育」
に対抗できそうな内容です。ビンチョウマグロとカジキマグロを使用し、鮪の佃煮、鮪シュウマイ、鮪ソテー、鮪塩焼、鮪梅紫蘇フライというラインナップで、おかずはまさにマグロ三昧。漬物にもめはり寿司に使用する高菜を入れてあるのでしょうか。
和歌山県の魚は「マグロ」です。下の画像は紀伊勝浦駅のホームにあったマグロのレプリカ。
ついでにもう一つ、マグロの駅弁をご紹介。下は2003年5月20日購入の「生鮪のまぜごはん」。これもマグロが楽しめる駅弁です。
とろ〜っとした冷凍でない、生鮪の照焼が本当においしかったです。また、素材には鮪の皮も使用されており、鮪を堪能できます。
前置きが長くなりました。すみません。話の内容を「紀勢本線全通50周年記念弁当まぐろ祭り」に、時間も2009年8月に戻します。まずはこの記念弁当を新宮駅で2009年8月17日に購入されているcielarkoさんのレポートをどうぞ。cielarkoさん、貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。
「今回50周年記念でリニューアル?された「まぐろ祭り」弁当です。8月17日、構内売店で予約購入。1050円。値段が安くなりました。こちらの駅弁も50周年記念駅弁に指定されているのでダイヤグラムが添付されていました。管理人さんが買われたときからリニューアルされているようですが、マグロステーキ(真ん中上)は健在。焼売はなくなってしまいました。」
下は2009年8月23日、紀伊勝浦駅で購入した「紀勢本線全通50周年記念弁当まぐろ祭り」1050円。パッケージに変化はないですが、50周年のシールが貼られています。
内容はまずご飯が変わりました。まぐろフレークと錦糸玉子が載った2色弁当に、紅ショウガとグリンピースが彩りを添えています。おかずはまぐろ漬け焼き、まぐろ塩焼き、まぐろフライ、竹輪やインゲン、人参、タケノコなどの野菜の煮物、玉子焼き、ウインナー。
鮪の佃煮と鮪シュウマイが外されたのは残念ですが、まぐろ三昧としては十分ですし、何よりも値下げしたというのがうれしいです。さあ、この駅弁と車窓をお供に、紀勢本線を和歌山方面に北上していくことにしましょう。
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