南紀の春・駅弁旅
〜その3〜
2009年3月1日、天王寺駅から紀伊勝浦駅まで、一足早い春を求めて往復旅をしました。2年半ぶりに訪れた紀伊勝浦駅は南国ムードが漂います。駅前には知らぬ間に足湯まで設置されていました。ここでは専用掛け紙はないものの、川柳の駅弁2種を事前予約していました。
下は2009年3月1日、紀伊勝浦駅で購入した「春咲弁当」1430円。調製元の川柳(せんりゅう)最高額の駅弁で、要予約となっています。せっかく「春咲弁当」という風流なネーミングの駅弁なのに、専用掛け紙がないのは誠に残念ですが、川柳の店員さんに聞いてみると、経費節減のため中身にお金をかけているということでした。
めはり寿し、さんま寿し、そして海老フライの上にある肉団子のような照りを見せているのが、なんと鮪素停育(まぐろステーキ)。要するに、川柳の名物駅弁3つをすべて味わえるという贅沢にしてお得な駅弁なのでした。
これがその鮪素停育(まぐろステーキ)。元になっている駅弁「鮪素停育」が3切れ入っていますので、この「春咲弁当」に2切れも入っているのはとっても得した気分になります。
それではもう一つ購入した「紀の国弁当」と共に、特急オーシャンアロー22号で折り返すことにします。指定席は満席でしたが、自由席にはかなり余裕がありました。
春らしい色の掛け紙を使用していますが、調製シールに「紀の国(弁当)」と書かれているだけで、ちょっと味気ない気はします。しかし、掛け紙がないよりはマシですね。バランで中身が見えにくいですが、めはり寿し、さんま寿しが4カンずつ入っていました。
秋刀魚は春先と言えども脂がそれなりにのっていて、一瞬サバかと思ったほどです。めはりに使用している高菜もよく漬かっていておいしくいただきました。
右下の画像で、遠くに見えているのが潮岬です。この海で獲れた秋刀魚を頬ばっているのだと思うと、秋刀魚寿しがとてもおいしく感じられるから不思議です。
次の目的地は和歌山ですが、下車せずに特急オーシャンアロー車内販売で、春らしい和歌山の駅弁を手に入れることとなりました。
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