ぐるり紀伊半島の駅弁旅 〜その2〜
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2006年10月9日9時22分、天王寺駅を発車した特急オーシャンアロー5号は10時40分、2つめの停車駅である御坊駅に1分停車しました。しかし、ここでも下車しません。この駅では調製元である御坊あしべの特急車内お届けサービスを利用して名物駅弁を手に入れました。
御坊に鉄路で訪れたのは25年ぶりぐらい。自家用車でも道成寺にお参りしてから20年ぐらい経ってしまったと思います。ほとんど記憶もなく、初めて訪れたも同然です。
手に入れたのはこの駅弁、「清姫の一夜寿し」。車内販売のお兄さんが座席まで持ってきてくれました。それではさっそく記念撮影。
特急「オーシャンアロー」の連結部分は視界良好。風景に溶け込んでいるかのようです。
地元の鯖を切身にして笹(暖竹)で巻き、自然発酵させています。平安時代から伝わるという「なれ寿司」に工夫を凝らしててだきた「早なれ寿司」の駅弁。
箸袋には「ロマン駅弁」と書かれています。 道成寺の「安珍・清姫」の話から駅弁の名をとっています。
「紀州おんなは金のわらじで追うてくる」・・・安珍を追って60qの山坂を追って走った清姫ばなし。うまいものをと清姫が持って走ったという発想から生まれた一夜ずし。
下は2004年8月9日、なら人間さんが購入したものです。「駅弁の達人」キャンペーン対象駅弁でした。
特急列車「オーシャンアロー5号」は夏のような日差しを浴びながら、清姫が安珍を追うがごとく、軽快な走りでさらに南下していきます。
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