ぐるり紀伊半島の駅弁旅 〜その3〜

天王寺から特急「オーシャンアロー5号」に乗車して約2時間の2006年10月9日11時7分、白浜駅に到着しました。ここも1分停車です。この1分で予約しておいた駅弁を調製元の「あしべ」より受け取りました。変わった容器なので駅弁大会に来さえすれば人気が出そうな、そんな駅弁です。

     

紀州てまりをイメージした球形の容器を使用したお弁当。個性的なのに、不思議と駅弁大会では見ません。

     

「紀州手鞠」はこの地方の伝統的な工芸品。この駅弁容器は貯金箱としても使用できます。

     

中身は「鶏めし」です。鶏の炊き込みごはんの上に鳥ミンチ、うなぎ、蓮根、筍、蒲鉾、合鴨、厚焼、銀杏、サクランボ等がぎっしりと載せられています。

     

子どもにもお年寄りにも好まれそうな、万人受けする駅弁と言えましょう。

     

「てんてんてんまりてんてまり〜♪」と思わず童謡を口ずさみたくなってしまいました。

     

パッケージの側面には紀州の殿様の行列が描かれています。

     

この駅弁をお供に、特急「オーシャンアロー」はさらに海岸線を南に進んでいきます。

なお、残念ながら2008年5月25日をもって調製元あしべは閉店し、紀伊田辺および白浜駅の駅弁から撤退しました。下は撤退前日の2008年5月24日、はやしさんが購入した「紀州てまり弁当」。貴重な画像どうもありがとうございました。

 

そして、下は2009年3月1日、紀伊田辺駅で購入した「紀州てまり弁当」。調製元は味三昧。嬉しい復活です。2008年秋頃から通常販売されました。お品書きはなくなっています。

     

中身のアップです。多少の変化はありますが、あしべ時代のレシピをうまく継承しています。

     

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