元旦新潟親子旅 〜その4・終〜

2008年元旦、息子と二人で雪遊びをしようと、1月1日限定の正月パスを使って新潟方面に旅しました。新潟、長岡、越後湯沢と下車して雪にも親しみ、再び新年の活気に満ちあふれた東京駅へと帰ってきました。この東京駅には期間限定でお正月バージョンの駅弁があります。

    

2008年1月1日、東京駅で朝購入した「福袋弁当2008」。1500円。1月1日、2日の2日間限定駅弁。2007年1月1日に売り出されたものが最初で、これは第2弾となります。

    

ラッキーにも最後の1つをゲットしました。こいつは春から縁起がいいや、という気分です。 2008年のラッキーカラーは風水によると金、銀、赤、白らしく、それらの色を料理に取り入れた新春折詰弁当。新潟直通の上越新幹線車内でいただきました。なお、再び15時過ぎに帰ってきて見ると、東京駅の駅弁屋「極」では再入荷したばかりでした。朝8時半と午後3時がゲットチャンスの時間帯だと思います。

    

この駅弁の正式名称は「平成20年 新春 祝折詰 福袋『子』」。私の干支でもあります。NRE日本橋大増の調製。お品書きを見ると、「壱の重」と「弐の重」とに分けて、入っているおかずとそれが縁起物である由来が説明されていました。

    

「壱の重」には金目鯛塩焼、わさび蕗、江戸巻、餅菓子である祝杉板、慈姑の黄金煮。炊き合わせとして松笠いか、竹の子、梅花人参、亀甲椎茸、有頭海老。「福」にあやかってフグ唐揚げ、カニ爪薩摩揚げ、紅白つみれ、瀬戸内のトコブシうま煮。

    

「弐の重」には鰊昆布巻、江戸うま煮とて三色信田巻、蓮根、里芋、末広南瓜、竹の子、化粧人参、生麩。これらのうま煮は当然ですが「壱の重」の炊き合わせとは味付けが異なっています。さらに茄子揚げ浸し、銀杏。ごはんは五目炊き込みご飯で、帆立煮、金・銀ずわい蟹、長寿豆が載せられていました。ラッキーカラーにあやかり、容器も赤で作られていました。

    

東京駅のお正月駅弁はこれだけではありません。下は2008年1月1日、東京駅の駅弁屋「極」で購入した「東京もちべん2008お正月バージョン」900円。

    

2007年10月25日に新発売された通常バージョンとは掛け紙も内容も多少の違いが見られます。

    

餅は五穀入り、黒米入り、青海苔入り、揚げ醤油入りの4個で、醤油磯辺餅は入っていませんが、その分おかずが充実していました。ブリ生姜焼き、紅かまぼこ、慈姑揚げなどは正月バージョンならではのラインナップ。

    

元旦のこの日、妻は朝から仕事でした。そのため、私と息子の二人旅が実現したのです。大晦日から元旦にかけて夜通し起きていた娘たちは初日の出を拝んでいったん寝た後の昼過ぎに私の実家へ。そして私と息子はこの「東京もちべん」を手土産に夕方までに合流し、その後は仕事帰りの妻も加わり、親族でお正月のパーティーが始まります。それに間に合わすために、15時30分、下の画像に写る在来線の特急「スーパービュー踊り子11号」の10号車、3列目へと乗り込みました。4年前に危なっかしい足取りで階段を降り、子供室ではしゃいでいた息子の面影はもうありません。これから私との駅弁旅に何度か付き合ってくれるのかな、などと思いつつ、流れる車窓を見つめる息子の横顔に、時たまチラリと目をやるのでした。

    

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