東北「福興」駅弁旅 〜その2〜

東日本大震災からちょうど1年経った2012年3月10日から11日にかけて、東北を旅しました。「福興」という言葉を最初にイメージできたのは、2011年6月25日、平泉が世界文化遺産に決まった時でした。「福、興る」出来事。駅の看板も文言が変わりました。(1年前のものはこちら。)

     

上と下は2012年3月11日、一ノ関駅で購入した「あわびうに飯」1200円。「がんばろう東北」のロゴがシールではなく印刷で入りました。調製元はあべちう。

     

以前はこんな感じの掛け紙でした。下は2007年8月26日、東京駅駅弁屋旨囲門で購入した「三陸あわびうに飯」。1200円。内容は特に変化が見られません。

     

もっと以前にはなかったのですが、いつのまにか「こだわりの伝承」マークが付くようになりました。まさに鮑と雲丹の競演の駅弁。

     

岩手県産のごはんにはヒジキが混ぜられ、磯の風味が増しています。肝まで入り、とても贅沢です。

     

下は2007年11月10日、道風ライナーさんが購入した「三陸あわびうに飯」。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。「11月25日東京駅の駅弁屋 極で購入。駅弁の達人シリーズです。あべちう調製。うに・あわび・人参・豆腐・沼えび・しいたけ・ひじき・れんこん・なす・大根・しその実が入っています。」

     

こんな駅弁もありました。下は2003年11月28日購入の「大人の休日、あわび三陸弁当」。岩手産ひとめぼれの茶めしに一ノ関産のくるみを甘辛く煮て載せてあります。

           

おかずはあわびの姿煮、はまちの照り焼き、豚の角煮、菜の花と菊の酢の物などが添えられています。

           

話を東日本大震災1周年の2012年3月11日に戻します。この日は高速で走る東北新幹線の車内でいただきました。2011年6月に東北新幹線に乗車した時には震度7で傷んだ路線を徐行運転で走ったのを思い出します。また、アワビもウニもヒジキも三陸の特産。今はまだ海岸部も漁業も完全には復活していませんが、やがて以前のように美しい海の風景の中でこれらの食材が安定的に供給できる日が来ることを期待しています。

     

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