新青森開業駅弁旅 〜その2〜

2011年1月14日の夜から1月16日にかけて、函館を含む青森、秋田の駅弁&私鉄旅をしました。最初の14日夜に東北新幹線新青森駅に降り立ち、タクシーでフェリーターミナルへと向かい、津軽海峡を深夜航行していったん函館に到着。

     

乗船したのは津軽海峡フェリーのブルードルフィンでした。左下の画像で、2等船室(スタンダードルーム)の客は私一人。というか、クルマでこなかった客は私一人です。右下の画像は船内のエントランスルーム。

      

函館フェリーターミナルに着いたのは深夜2時前。嬉しいことにタクシーが1台停まっていました。そのまま乗車して函館駅に向かいました。東北新幹線の新青森開業は、その先の北の大地、北海道にとっても待ち遠しい出来事でした。もちろん見据えているのはやがて新幹線が函館にやってくる日のことに違いありません。

      

青森行きの急行「はまなす」がディーゼル機関車に引かれて入線してきました。今や大変貴重な14系客車でした。電気機関車に付け替えられた客車に乗車します。私にとってこの旅の北海道滞在時間はわずか2時間でした。

      

まさにとんぼ返り。青函トンネルをくぐり、再び本州へ。青森駅に着くと、すぐに特急「つがる」に乗り換えました。新青森では下車せずに弘前まで向かって弘南鉄道に乗ったり駅弁を買ったりして、その後で特急「日本海」立席で再び新青森駅に戻ってきたのです。

      

下は2011年1月15日、新青森駅で購入した「津軽文豪弁当」1200円。調製は弘前の大和家です。但し、この駅弁は弘前駅では見ませんでした。

     

津軽が生んだ三大文豪の味を盛り込んだ駅弁です。太宰治の好物だった鯛を鯛めしにし、きのこご飯との2種類のごはんとしています。また、酒豪でもあった葛西文蔵が好きだった甘辛風昆布を、そして石坂洋次郎の好物であった身欠き鰊の酢みそ和えを入れてあるとのことです。

     

ここでもメインのおかずはイカメンチ。正式には訛っているのか「イガメンチ」だそうです。野菜の煮物やさもだしの醤油味、すじこ、玉子焼き、赤かぶの千枚漬けなどが加わり、箸休めには石坂洋次郎の愛した津軽の銘菓「雲平(うんぺい)」が添えられています。

     

そしてもう一つ、下は2011年1月15日、新青森駅で購入した「せんべい汁弁当」1000円。調製は八戸のニュー八です。この駅弁は八戸駅でも見ました。

     

内容ですが、せんべい汁(津軽どり・せんべい・キャベツ・人参・ごぼう・ねぎ)、ふくめ煮(人参・里芋・椎茸)、磯どうふ、津軽どり唐揚げ、いか磯辺揚げ、すき昆布煮、子炒り(大根・人参・鱈子)、リンゴゼリー、ご飯はウニごはんの上に、イカ焼きと紫蘇味のヤーコンが載っています。

     

下は2010年12月28日にがちまやーさんが大宮駅旨囲門で購入した「せんべい汁弁当」の外観です。貴重な画像どうもありがとうございました。このように、首都圏でも運が良ければ買うことができます。

     

下は新幹線から在来線に向かう途中のキヨスク駅弁売り場。青森の伯養軒よりも八戸の駅弁が目立ちます。品揃えの種類としては新幹線コンコースの駅弁売り場の方が充実しており、「せんべい汁弁当」も新幹線構内で購入しました。この他、新青森駅には「五所川原立佞武多弁当」などの駅弁も売られています。

     

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