みちのく駅弁行脚 〜その3〜

2007年10月7日。津軽鐵道を満喫した後、五所川原からは「リゾートしらかみ4号」に乗車し、秋田までの約4時間、五能線の車窓を堪能します。お目当ては、沈む夕日に「晩酌セット」!! ・・・しかし、思うようにいかないのが旅の宿命でもあります。

   

そもそも「リゾートしらかみ4号」にした理由は、沈む夕日に晩酌セット!! 特に「晩酌セット」については、この列車だけの特典でもあります。乗車したら所定の申込用紙に記入し、車掌に渡すことで「晩酌セット」の予約が成立します。しかし、その晩酌セットが、私が訪れた2週間前から調製元の都合で、無期限休止になっていたのだそうです! 少なくとも旅行前には知らされていなかったので、そうなったのならば早く告知して欲しかった。。。 (旅行から帰ってきて数日後に見たら、JR東日本秋田支社のサイトで「当面の間、休止」と告知されてはいましたが。)右はリゾートしらかみの車内にある「晩酌セット」案内。せめて雰囲気だけでもお楽しみ下さい。「当面の間、休止」ということですが、必ず復活して欲しいものです。

    

よく見えるように「晩酌セット」の中身を大きくしてみました。本当にぜひ復活してくださいね。

           

さて、気を取り直して、リゾートしらかみの旅を始めましょう。今回は「ブナ」編成でした。おっと、食べる駅弁は。。。大丈夫です。上り「リゾートしらかみ」の車内販売では青森駅・ウェルネス伯養軒「帆立釜めし」1種類が売られています。(参考までに下りは「しらかみ弁当」などNRE秋田の駅弁が数種類売られているとか)。

   

私が選んだのはJR東日本秋田支社のサイトで「青森駅でのおすすめ弁当」と書かれた「逸杯辣星」。「いっぺえらっせい」と読みます。事前にNRE秋田支店に電話したところ、車内でも受け渡しが出来ると言うことでしたので、お願いすることにしました。下は2007年10月7日、リゾートしらかみ車内で購入した青森駅「逸杯辣星」。

   

この駅弁は2007年5月10日から仙台駅「伊達飯好(だてはんこう)」に続く工作(ペーパークラフト)駅弁の第2弾として青森駅で販売されました。1200円。ちなみに第3弾は盛岡駅「鈴鐘万頃(ちゃぐちゃぐばんけい)」です。

   

「青森の祭弁当」とサブタイトルにあるように、青森県内の青森ねぶた、弘前ねぶた、五所川原たちねぶたの3つがペーパークラフトとしてジオラマになるような工作が楽しめる駅弁です。なお、組み立てると下のようになります。

   

駅弁名の由来ですが、ねぶたの掛け声「ラッセラー」と掛け合わせ、「きら星のような逸品がいっぱい入っている」という意味のようです。

   

中身ですが、仙台と同じような2段重ねの容器に、陸奥湾産ホタテ、五所川原産のしそ巻きあんず、十和田産のガーリック豚南蛮みそ焼きなど7種類のおかずを盛り込んだそうです。リンゴの形をしたのはお菓子です。リンゴのシロップ漬けが左の容器の左上に入っています。ごはんは青森県産つがるロマン。

   

では、しばらく「リゾートしらかみ4号」の旅をどうぞお楽しみ下さい。五所川原駅では「くまげら」編成と列車交換。「たちねぶた」のポスターと一緒に撮りました。鰺ヶ沢に近づいたあたりから海が綺麗に見えます。

    

奇岩が多く見られる千畳敷。津軽藩主が千畳の畳を敷きつめて宴を開いたという言い伝えが名前の由来だそうです。

    

下の画像の「ブナ」という漢字は常用漢字にはなく、変換できません。深浦駅では「青池」編成と列車交換。

    

十二湖あたりで太陽が沈みましたが、日中は快晴だったにもかかわらず、夕方になると曇ってきたので、沈む夕陽の画像としてはこれが限度でした。

    

とっぷりと暮れた後の能代駅。「バスケ」の街とアピールしています。そうこうしているうちに、定刻に秋田駅に到着。

    

この日は秋田国体とぶつかり、秋田市内はもちろん、秋田県内のシティーホテルは満室の状況。仕方がないので羽越線でさらに南下し、山形県酒田市に宿泊することになりました。


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