四国・夏の駅弁旅〜その5・終〜
2011年8月27日から30日まで、青い国・四国を旅しました。この旅の最後は徳島駅です。たまたま8月29日に「タラコ」と呼ばれる配色の国鉄型気動車に出会いました。今回は乗車こそしていませんが、この気動車によく似合いそうな駅弁を紹介します。
下は2011年8月29日、徳島駅のキヨスクで購入した「御弁当」1000円。(株)徳元 紀乃國屋の調製です。阿波踊りと鳴門海峡大橋、鳴門の渦潮を地味にあしらった、昭和の雰囲気を醸し出しているお弁当です。
おかずの上にはセロファンが載せられているのですが、その雰囲気は昭和の戦前を思わせるような文言が書かれています。「毎度ありがとう御座居ます」の表記もそうですが、右下には「お願ひ」と書かれた文言がまた良いのです。
巻物を開いたような背景に「お願ひ 材料は吟味して調製して御座居ますが美味しい内に御召上り下さい。」と書かれていました。
そして、おかずのメインである海老フライがデーンとおかずのエリアをはみ出して置かれており、見た目にインパクトがあります。
下は2011年から遡ること7年、2004年7月31日、8月1日、徳島駅で購入した「御弁当」。徳島に2泊し、2日続けて朝ご飯として食べたのですが、こともあろうに2日とも中身の画像を撮るのを忘れてしまったようです。捜しても出てきませんので。。。ごく普通の焼き魚やかまぼこ、卵焼きなどが入ったお弁当でした。
これらの駅弁は実質同じ駅弁です。なぜならば下のパッケージの上に掛け紙がかかっているだけだからです。イベントの有無などによって使い分けをするのかもしれませんね。
下は2006年7月22日に購入。やっと中身画像を撮影できました。
海老フライは存在感があります。鶏の照り焼き、ウインナーソーセージ、野菜の煮物、玉子焼き、焼き魚などが入っています。
おかずを覆っている透明なセロファンに書かれた文言がレトロチックで、雰囲気が出ています。
エビフライが相当な自己主張をしています。容器の様子から見ても最初はエビフライを入れるつもりはなかったのでしょうが、いつのまにか入って、それが紀乃國屋の幕の内スタイルとして定着したのでしょうか。
キュウリの酢の物が入っていますが、一緒に和えてあるのが徳島の特産であるワカメ。
ここから下の画像は再び2011年8月の旅に見た風景です。徳島のもっと南にまで足を伸ばしてみました。左下は室戸岬に近い阿佐海岸の荒波の様子。右下は夫婦岩に打ち寄せる波。
左下は阿佐海岸鉄道の甲浦(かんのうら)駅。列車は「天の川」と書かれたヘッドマークを付けていました。乗客は私ただ一人。車内には天の川をイメージした電飾が施されていました。
そして、下は2011年8月29日、徳島駅での紀乃國屋「御弁当」とキハ40系気動車。見るからに昭和の雰囲気を醸し出していますね。こういう風景はいつまで四国で見られるのでしょうか。
最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。
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