四国・夏の駅弁旅〜その1〜

2011年8月27日から30日まで、青い国・四国を旅しました。黒潮洗う太平洋、穏やかな瀬戸内海。どちらも夏の青い海が魅力的でした。まずは土佐駅弁学会の新作駅弁から紹介します。高知駅の駅前には少なくとも昨年の秋にはなかった「三英傑」の巨像が出現していました。

      

上と下は2011年8月29日、高知駅で事前予約して購入した「土佐の豪快皿鉢弁当」1500円。高知駅に皿鉢の駅弁が復活したのは何年ぶりのことでしょうか。1990年代前半には消えてしまったような気もしますので、約20年ぶりということになるのでしょうか? とりあえず左下は1983年当時の高知駅「土佐さわち」、右下は高松駅「皿針弁当」です。詳しくはこちらを参照してください。

        

左下は高知駅前広場にある特設ステージで観光客をもてなしていた「よさこいおもてなし隊」の踊り。たまたま土日だったので出会ったように思われます。右下は高知駅に入線してくる特急「南風」。

       

ついでに左下の画像は今回の旅で撮影した四万十川の清流。右下は土佐久礼あたりの太平洋の荒波です。どちらも高知県を代表する水の風景と言えましょう。

       

「土佐の豪快皿鉢弁当」の掛け紙は「まくのうちべんとう」を流用しているようで、専用の掛け紙はありませんが、書かれている文言に味がありますね。いただいたのは高知から特急「南風」で阿波池田駅まで行って乗り換えた徳島行きの特急「剣山」の車内です。

      

左下は阿波池田駅に停車しているキハ185系特急「剣山」とキハ54。特急は冷房が効いていて涼しかったです。右下は駅前に現れたボンネットバスの定期観光バス。

       

さて、いただきましょう。徳島県内で吉野川を左手に眺めながらの賞味ですが、気にしません。大皿に盛られた高知の「いごっそう」駅弁をご覧ぜよ。

      

ミディアムレアという感じの焼サバ寿司は、いかにも新鮮で身の引き締まった魚という感じで、最初は鯖ではないかもと思ったほどでした。ウツボの唐揚げを期待していましたが、旬は秋から冬ですので、今回は鶏の唐揚げのようでした。その他、エビの唐揚げ、蟹ツメ、子持ちイカ、鰹の昆布巻き、ようかん、かまぼこ、トコブシ貝、魚卵煮付け、オレンジなどがサニーレタスの緑に彩られながら、ぎっしりと詰まっています。

      

焼き鯖寿しはシャリの中にも切り身が入っており、ボリュームは満点。大葉や生姜、すだちが薬味です。ご覧のように、生焼けなのでそれなりに弾力があり、歯応えも楽しめます。

      

土佐駅弁学会ではこの他にも窪川ポークをふんだんに使用した「土佐の生姜の生姜焼丼『特盛』」700円から進化したと見られる「四万十米豚 男のしょうが特盛」650円、名物「ちりめんご飯」を駅弁にアレンジした、あっさりとした女性向き「土佐赤岡 女のちりめん丼」600円という新作があるようですが、今回は食材が揃う「土佐赤岡 女のちりめん丼」を併せて予約することが出来ました。どちらも2011年10月から開始される「第2回・四国の駅弁ランキング&ラリー」の対象商品となっています。

      

上と下は2011年8月29日、高知駅で購入した「土佐赤岡 女のちりめん丼」600円。

      

土佐赤岡のちりめんを贅沢に使用し、錦糸玉子、ミョウガ、トマト、大葉などといっしょにいただく、あっさり味の駅弁です。こちらは特急「南風」車内でいただきました。

       

現在「土佐の豪快皿鉢弁当」は3日前くらいまでに「仕出しのあんどう」088−883−1000へ事前予約をする必要があります。食材が揃わないときには作れないそうですのでご注意ください。一人で食べるというよりは、複数人数でつまんで食べるのが似合う、ボリュームたっぷりのお弁当でした。

      

  四国の駅弁リストに戻る トップページに戻る   

  さらにこの旅を続ける