肥薩線おにぎり駅弁紀行
〜その2〜
2009年10月10日〜12日の2泊3日で九州を旅しました。10月11日、全通100周年を迎えた肥薩線に乗ろうと、隼人駅から特急「はやとの風」に乗り、嘉例川駅、大隅横川駅などの古い駅舎を見ながら、駅弁が元気になった吉松駅で観光列車「しんぺい」に乗り換えて、4年ぶりの真幸駅にやってまいりました。
観光列車「いさぶろう」「しんぺい」は真幸駅で数分間停車します。この日は前回来た4年前とは比べものにならないほど「しんぺい」が混んでおり、私が乗ったのは指定席車両だったにもかかわらず、客がごったがえしていました。そんなわけで霧島温泉駅で購入した「竹ん皮温泉おにぎり弁当」を食べる雰囲気でもなく、同じボックスになった女性客3人と話すのだけが楽しいひとときでした。また、本来は窓側の席だった私ですが、通路側の席に換えてもらいました。それは真幸駅で売り場が混み合わないうちに「里山のおむすび弁当」を手に入れるためにでした。実際、真幸駅に着くと、私は「幸せの鐘」ダッシュのグループに混じって走り、そこを通り抜けて他の人たちから不思議な目で見られながら、ここでも1番乗りに駅舎前の駅弁売り場に直行。もちろん予約はしていましたが。。。
ということで、難なくゲットできました。さっそく開けてみましょう。この駅弁はいつから売られているのか、はっきりしませんが、2009年の春にはあったという報告があります。吉田温泉の旅館伊藤の調製です。
えびの産「ひのひかり」を使用したおむすびが2個。黒豚味噌と梅干しがその中身でした。コロッケは黒豚の肉じゃが風味。がんもどきの炊き合わせは旅館ならではの仕事ぶり。地鶏の塩胡椒焼きは前夜に宮崎市内の専門店でも食べていましたが、この駅弁の冷めた地鶏の味についても、歯応えも含めてまさに「絶品」でした。その他のおかずとして、酢たまご、切り干し大根の煮物、田舎風の漬物など。
せっかくですから日本三大車窓の一つをどうぞ。一番高い山が韓国岳(からくにだけ)1700メートルだそうです。この日は噴火中の桜島は見ることが出来ませんでした。(というか、この日は鹿児島に宿泊したのに、気がついたら桜島を一度も見ずに終わりました。)
下は2009年7月11日、はやしさんが真幸駅で購入した「里山のおむすび弁当」。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。
「真幸駅弁、里山のおむすび弁当です。 調製は吉田温泉の旅館、伊藤さんです。」
「土・日・月曜・祝日のみ営業の、真幸駅友の会さんによる販売所にて販売。 予約は伊藤さん(0984-37-1756)もしくは京町温泉のまるき屋さん(0984-37-1501)にて受付けています。 (土・日・祝日10個、月曜6個)」
「中身はおにぎりとおかず少々。真幸駅舎と販売所。幸せの鐘。」
「肥薩線は駅弁本線になりました。山津波記念石。」
話を2009年10月11日に戻します。「しんぺい」は矢岳、大畑でも数分間停車して観光客を楽しませてくれます。今回は激混みであったため、むしろ停車中に人がいなくなり、車内がまったりしている時間を利用して、駅弁を食べることができました。
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