南九州駅弁の旅 〜その2〜

2014年2月23日から24日にかけて、鹿児島と、隣接する宮崎、熊本の一部を旅しました。目的の1つは2013年秋にイベントで登場した小林の駅弁を食べてみたくて。

     

上は2014年2月23日、小林駅から徒歩5分の「くま扇」0984−23−1847で事前予約して購入した「ごはんとさるこ」800円。小林駅は、大正元年に開業され、2012年10月1日に100周年を迎えました。ところが、2012年9月30日に開催予定の「小林駅100周年祭」が台風で中止。そのせいで、1年後の2013年9月28日に開催された「吉都線100周年祭」では新たなイベントの目玉として駅弁も販売しようということになり、吉都線開業100周年記念弁当「ごはんとさるこ」が誕生したのだとか。

      

上の画像は「くま扇」のお店とその中の様子です。普通の街のお弁当屋さんです。入れ替わり立ち替わりの客で賑わっていました。この「ごはんとさるこ。」は吉都線開業100周年を記念し、容器から食材まで小林産をふんだんに使った駅弁。イベントなどで今後も登場するとのことですが、普通に買う場合は「くま扇」で、5個以上、2日前までの予約が必要です。今回の私はイベントがあった日でしたので、ラッキーなことにたった1個でも予約が可能でした。

      

上と下の画像は2014年2月23日、小林駅に隣接する中央ふれあい広場の会場でJR九州の「第16回みやざきツーデーマーチ こばやし霧島連山絶景ウォーク(5km)」のイベント会場で売られていた「ごはんとさるこ。」の様子です。

     

この「ごはんとさるこ。」のネーミングですが、「おはんとさるこ。」のシャレ。つまり、小林地方の方言で、「あなたと一緒に歩きましょう、あなたを案内します。」という意味なんだそうです。「おはんとごはん」という小林のグルメ本もあるとか。

     

「ごはんとさるこ。」は吉都線100周年記念事業小林市実行委員会が監修しています。肉巻きおにぎりに梅干し三角おにぎり、椎茸ごはんをメーンにして、田舎風のガネ、酢ごぼう、蓮根、栗、玉子焼き、里芋、パプリカなど、見た目以上にボリュームがあるお弁当です。竹皮に包まれているのも素朴で良いですね。

     

また、下は2013年9月28日に開催された「吉都線100周年祭」で限定販売された「小林の駅弁」1000円。調製元は「くま扇」。店主によると、残念ながらこの駅弁は今後に売られることはなさそうです。くま扇に1枚だけ残っていた掛け紙と中身の写真をお店にてデジカメで撮らせていただきました。

     

試作した時の中身のアップです。写真を接写していますので、画像はよくありません。内容は天むす、花形おむすび、ごぼうの甘酢揚げ、ゴーヤーの肉詰め、ひとくちチキン南蛮、かぼちゃのあずき煮、明太子入り玉子焼き、豚肉の塩麹焼き、やまももゼリーが入っていたということです。

     

いま、小林でいちばん熱の入ったご当地グルメが「チョウザメ」。2013年10月30日に「くま扇」からご当地弁当として「チョウザメ炙りちらし」880円がデビューしました。今後もイベントで売られるようです。駅弁になれば良いなと窃かに私は期待しています。2014年2月23日、小林駅に隣接する中央ふれあい広場の会場でJR九州の「第16回みやざきツーデーマーチ こばやし霧島連山絶景ウォーク(5km)」のイベント会場で売られていました。

     

小林市内では約30年前から研究され、チョウザメ育成頭数としては日本一なのだそうです。うろこが蝶の形をしているのでその名を持ち、腎臓があるため、肉にアンモニア臭もないとのこと。これを炙って寿司飯の上に載せたのがチョウザメ寿司。下の画像では左側がシロチョウザメ、右側がシベリアチョウザメです。白身でとても淡泊な味でした。チョウザメバーガー300円、「チョロッケ」というコロッケ150円も登場したとか。今後が楽しみですね。

     

2014年2月23日のイベントで売られていた時の様子です。

     

もし今後に常時駅弁が売られるとしたら、キヨスクがないので、駅構内にある観光協会かなという感じです。予約限定でも良いので、駅に置いて欲しいですね。そんな日が吉都(きっと)来ることを期待しています。

      


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