下は2009年3月1日、特急オーシャンアロー特急22号の車内販売で購入し、翌日3月2日に賞味した「小鯛雀寿し」。

    

この寿司には醤油が入っていません。つまり、そのまま食べろという意味。味が付いているわけですが、それが塩味のみ。よほどの自信があるのでしょうね。

    

下は2011年5月28日、阪和自動車道上り紀ノ川SAにある水了軒レストラン。もちろん名物「小鯛雀寿し」のメニューがありますし、売店には和歌山水了軒の駅弁が並びます。

    

しかし、この日は日曜日で、しかも訪問が18時過ぎ。さすがに売り切れてしまっていました。ネットで事前予約することもできたのですが、大丈夫だろうと高をくくっていたしっぺ返しを派手に食らってしまいました。

    

下は「紀ノ川水了軒」レストランのショーウインドウ。「和歌山箕島沖で獲れた天然鯛を使用しています」と書かれた「小鯛雀寿し」を6カン1260円、そして「特選小鯛雀寿司」と書かれた3カンの方は1580円で賞味することができます。

    

しかし、この日はすでに松阪、新宮、紀伊田辺など、駅弁を幾つか平らげていたので満腹状態。このレストランに立ち寄って食べていく気持ちは流石におきません。しばし何をするでもなく、雀寿司を見ながら呆然と立ちつくします。そんな時、レストランのレジの店員さんが私を招き入れて、「吸物は付きませんが、駅弁パッケージではなく、ただのパックに入れた持ち帰り用の雀寿司ならできますよ。日持ちはしませんが。」と言ってくれました。これは満腹な私にとってナイスなお誘いでした。それならばとさっそく注文します。で、受け取ったのが下の画像です。「特選小鯛雀寿司」1580円を選びました。撮影場所は自宅。

    

開けてみると、本当に持ち帰りのためだけのパック。中身は3カンとガリのみ。しかしこの1カンが500円するのです。つまり、素材は申し分なし。養殖物ではありません。

    

やはり塩加減が抜群です。大ぶりの小鯛は半分に切り込みが入り、シャリも半分ずつに分けられていました。醤油は付いていません。そのまま食べるのが雀寿しを食べるときの流儀。もちろん、うまいです。

    

下は1982年ころに和歌山駅ホームで購入した「小鯛雀寿し」。地元では「チャリ子」と呼ぶ小鯛を使用したにぎり寿司です。

               

下は1966年〜1970年頃の「小鯛雀寿し」です。定価は200円でした。

            

下は2004年8月2日、和歌山駅で予約して購入。1カン500円の「特上」寿しです。

      

2004年8月は金沢よりサンダーバード、スーパーくろしおと乗り継いで半年ぶりの和歌山駅でした。予約したうちのメイン、「特上小鯛雀寿し」を大阪でいただきました。醤油をつける必要のない特上の小鯛は塩加減が絶妙で、申し分のないうまさです。身が引き締まって弾力があり、かむほどに潮の香りがしてくるようです。

     

 近畿のお薦め駅弁に戻る 近畿の駅弁リストに戻る 駅弁ノスタルジア戦後に戻る  トップページへ戻る