房総駅弁の旅
〜その3・終〜
2009年8月8日、房総半島へ日帰り旅をしました。銚子電鉄に生まれた秋刀魚の駅弁を食べた後は、いったん東金線回りで千葉に戻り、さらに思いつきで高速バスを用いて館山へと向かいました。5年ぶりに鯨の駅弁を食べたくなったからです。
下は2009年8月8日、この日昼頃に電話で予約し、館山駅で購入した「くじら弁当」1000円。以前1050円のような気がしていましたが、ずっと1000円だったかも知れないです。間違っていたらすみませんでした。さて、下のような電車の画像がいつまで見られるかわからないので、今のうちにこの駅弁とツーショットしておきましょう。
帰りの特急「わかしお」の車内で賞味しました。車窓もおかずに、まだ温もりの残る作りたてを食べるというのは、いつもながら至福の瞬間だと言えましょう。
5年ぶりの賞味でしたが、鯨の大和煮はとても柔らかく、かつ味がそんなに濃くはなく、むしろ塩漬けのような風味でした。私にはこの方が好みです。
また、そぼろも以前よりはふわっとした印象で、鯨特有の臭みも全くなく、確実に美味しくなったと思います。
「駅弁」としての自己主張も忘れていません。この数年続いてきたことを考えると、館山の駅弁として完全に定着したように思えます。
車窓風景から。銚子をはじめ、房総に行っていたにもかかわらず、この日はじめて海を見たような。。。
まさに「貴重な味わい」。いつまでも残って欲しい日本の伝統食文化が味わえる駅弁です。
下は2004年3月26日、館山駅で購入した「くじら弁当」。
鯨の大和煮と鯨そぼろを敷き詰め、真ん中に炒り卵と紅ショウガを配置した駅弁です。定価はこの日の時点で1050円でしたが今時こんなにたくさんの鯨を使用してこの値段は絶対に安いと思いました。その上予約しておいた関係で出来たてを食べることができ、同行した4歳の息子も「おいしい、おいしい」と食べられるくらい、鯨特有の臭みもなく絶品の味でした。これはお薦めです。
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