「南北」弾丸駅弁旅 〜その4〜

2010年8月29日、福岡空港から息子と深夜帰宅した私は翌8月30日早朝、一人で再び羽田空港まで車を走らせ、今度は新千歳空港にひとっ飛び。スーパーおおぞらに乗って道東1周の旅へ。前日の朝スタートした熊本から網走まで2千qぐらいはあるでしょうか。。。

       

釧路から釧網本線に乗り換え、非冷房のキハ54単行で釧路湿原を走ります。もう車窓から見る景色は原野だけという雄大さ。そしてエゾシカを轢きそうになりながらもそのつど警笛を鳴らして無事に摩周駅に到着しました。

        

下は2010年8月30日、事前予約して摩周駅で購入した「摩周の豚丼」1050円。なんとアツアツのできたてです。牛丼やラム丼はこの時期には作っていないということで、ちょっと残念でしたが、アツアツのできたて豚丼が食べられれば何も言うことはありません。「ぽっぽ亭」の箸袋も嬉しいです。

       

それでも買えなかった駅弁を1つご紹介。下は2008年6月7日、摩周駅でノラ猫さんが購入した「摩周の牛丼」。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。

       

「6/7予約をして摩周駅にて購入。出来立ての熱々のを美味しく頂きました。細切れとそぼろが半々に入ってました。豚丼も購入したのですが個人的には豚丼のが好きですね」

 

「駅前にあるぽっぽ亭さんの外観」

     

下は2005年1月15日、京王駅弁大会の実演で購入した「摩周の豚丼」。掛け紙の感じはこの地方で見られる「道の駅弁」、例えば白糠「この豚丼」と酷似しています。駅弁大会会場では「2005年1月20日より土日祝日限定で販売」などという張り紙を見たような気はしましたが、今後の動向が気になるところです。帯広を中心とした北海道名物「豚丼」を駅弁にアレンジしたという新作弁当だそうで、秘伝のタレに漬けこんだとても柔らかなロース豚肉が十穀米のごはんの上にのせられています。

     

話を2010年8月30日に戻します。摩周駅ではこんな感じで売られていました。要するに注文販売です。「ぽっぽ亭」015−482−2412まで事前予約しないと買えないと思った方が無難です。

        

摩周駅を出発して次の川湯温泉では18分停車。しばし足湯に浸かります。湯上がりのソフトクリームは濃厚で最高ですね!

        

出来立てだからこそ美味しいのは当たり前ですが、肉は柔らかく冷めても美味しそうです。タレはちょっと甘めでしょうか。多めにかかっているのでご飯に染みて美味しかったです。駅弁大会では考えられないこと。

        

後ろの人に迷惑がかからないよう、非冷房車両の窓を開けると、心地よい風。軽油の匂い、トンネル内の冷気。エゾシカを追い払うけたたましい汽笛もまた、窓を開けることで五感に響きます。北海道の非冷房ローカル線っていいな。 私たちは列車の窓を開けなくなってから、旅情すらも間接体験になってしまったのかも知れませんね。オホーツク海が見えてきました。釧路を出発して3時間、終点の網走が近づいています。

         

 北海道の駅弁リストに戻る トップページへ戻る  駅弁行脚トップへ 

   

 この旅のフィナーレを見る