左は昭和40年代前半のものです。
1974年7月30日購入。
 この駅弁が私を駅弁の世界に誘って くれたのです。 
この駅弁については「駅弁への想い〜大学時代編〜」に綴られていますのでそちらもご覧下さい。 
六角形の折の容器を用い、鶏スープに醤油で薄甘く炊いたごはんの上にシャケの荒そぼろを敷き詰め、さらにその上にイクラがたぁぁぁぁぁぁっぷり。本州生まれの私にとって、こんな高級食材を粗末にして良いのか、と思わせるほど贅沢さを感じました。しかも、350円です。脇には季節で異なりますが、帆立、オヒョーのフライ、昆布巻き、エビから揚げなどが配され、さらに紅ショウガ、錦糸卵、刻み海苔と色合いも良く、ただただ感動の嵐でした。
その後、何度か食べようと試みたのですが失敗に終わりました。たった一度しか食べていないので、私の中で神格化されているのかもしれません。
容器は菱形、長方形などと形を変え、1990年代についに姿を消してしまいました。うう〜、

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