下は2009年12月6日、伊豆箱根鉄道修善寺駅で購入した「武士のあじ寿司」。1100円。2009年9月より、リニューアルしました。

     

何度食べても思わず唸ってしまうほど旨いこの駅弁。しかし見たところ内容はいつもと一緒で、変わったようには思えないのですが。。。

     

掛け紙も蓋も以前とどこが変わったのかよくわかりません。駅弁名も「武士の」と加わってませんね。因みに「武士(たけし)」というのは調製元のご一家の苗字です。

     

でも、よく見ると掛け紙が変わっています。「アジにこだわり」とする以下の記述が変わりました。そして、舞寿しではこの駅弁にふさわしい「アジの極」という本醸造の醤油(このページ下のリンクから掲載ページに行けます)まで作ってしまったのです。つまり、今回は醤油が変わったということですね。掛け紙には鯵のことの他、桜葉やわさびの説明しかありませんが、さりげなく醤油を変えていたとは。。。どこまでも最高の駅弁を目指していく調製元の姿勢には頭が下がります。

     

下は2008年8月27日に購入した修善寺駅「あじ寿司」1000円。この時は三島駅の伊豆箱根鉄道構内にあるホーム売店(2009年に撤退)にて購入しました。また、2008年2月より掛け紙が付きました。

     

東海道を中心に、鯵の駅弁は数々ありますが、間違いなく現時点で日本一だと確信する鯵の駅弁だと思います。それくらい美味しいです。超オススメ。

     

下は2006年5月29日、修善寺駅で購入した「あじ寿司」。2008年7月19日に放送されたテレビ朝日「教科書に載らない超ゲンダイ史」の駅弁の授業で「オススメ駅弁」堂々全国1位に輝いた駅弁です。また、2006年5月20日付の日本経済新聞別刷「NIKKEIプラスワン」に掲載されていた、何でもランキング・取り寄せられる「すし駅弁」で見事、専門家の間で全国1位となりました。これらの番組や記事だけでなく、いろんなところで修善寺駅「あじ寿司」は絶賛されており、今や全国を代表する駅弁になろうとしています。

     

調製元は修善寺駅前にある「舞寿し」。実はこの店、私の高校時代の同級生が経営しています。

     

この駅弁は宮島口駅「あなご飯」と一緒で、専門店が作る駅弁。その意味では、もはや駅弁のレベルを超えています。ある意味では反則ですね。逆に言えば、それくらい旨いということです。

  

まず、素材へのこだわりが違います。輸入物でもなく、地方から運ばれてきたものでもなく、養殖ものでもなく、伊豆近海で朝あがった新鮮な鰺を使用しているので鮮度は抜群です。その関係で、毎日売られるとは限りません。

     

軽く酢じめされた鰺は生の刺身そのもの。これを1日寝かすことで、しっとりとした食感が生まれます。酢じめ特有の酸っぱさは全く感じられません。ほのかに酢の香りはしますが、どう味わってもこれは刺身です。もちろん小骨も丁寧に抜いてあるので食べやすいです。

     

ワサビは修善寺特産の本ワサビ。もちろん練りワサビではありません。そして、白ゴマをまぶした酢飯の上には西伊豆の桜葉が敷いてあって、風味を増しています。生姜もレモンも言うことなし。鮮度を保つため、鰺はご飯に載せる直前に皮をはがすというこだわりようです。

     

下は2003年9月13日購入。数年前はあまり存在も知られてませんでしたが、今や週刊誌にも紹介され、私鉄の駅弁としての認知度だけでなく、全国的にも知名度が高まってきました。修善寺駅舎の外側にも大きなポスターが貼られ、「名物駅弁 あじ寿司」と書かれています。さすがに寿司屋の弁当らしく、ネタは新鮮。なお、値段は一緒であじのにぎり寿司もあります。

  

下は2003年11月24日の売店(2009年夏より改札前に移転して買いやすくなりました)の様子です。

            

下は2007年5月28日、私の駅弁イベントがらみで東京ビックサイトに1日だけの出張販売でした。

     

下の画像は2007年9月8日に三島駅で撮影。実は2006年10月からは伊豆箱根鉄道三島駅のホーム売店でも買えるようになりました。この時点では900円。しかし、このホーム売店は2009年3月13日で閉店し、三島で「あじ寿司」は買えなくなりました。但し、2009年4月頃より修善寺温泉菊屋旅館横でも買える見込みとか。

     

この日もまた駿河湾で獲れた天然鯵が美味しそうに輝いていました。

     

伊豆箱根鉄道の車内で景色を見ながらいただきました。ロッククライミングで有名な城山、ゾウの形をした「ゾウ山」、そして北の空に聳える富士山。

     

2009年の京王駅弁大会で「伊豆の人気駅弁対決」の1つに選ばれて1日700食の実演販売をしました。

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