甲州レトロ駅弁の旅〜その1〜

2009年4月18日のこの日、甲州の大月駅と小淵沢駅で昔懐かしい雰囲気を漂わせたレトロ駅弁が売り出されると聞き、胸が弾みました。一足早く4月1日より売り出されたという甲府駅のレトロ駅弁と合わせ、さっそく大月駅の記念弁当発売初日に訪れることにしました。

    

上と下は2009年4月18日、富士急行大月駅構内で購入した「富士急行開業80周年記念弁当」。800円。富士急行は2009年6月19日に前身の「富士山麓電気鉄道」(大月〜富士吉田間)が営業運転を開始してから80周年を迎えています。このお弁当はそれを記念して大月駅弁である桂川館から4月18日(土)〜5月24日(日)は毎日、以降土休日のみ1日20個限定で10時から販売。秋くらいまでは販売されそうです。

    

上の画像は駅前調製所の入口にあったポスター。掛け紙には歴代の車両8種類が描かれています。駅弁は予約が無難です。その場合、10時から15時くらいまでに富士急行大月駅構内の台売りで受け取ってください。桂川館055−422−0047。朝は調製所なら7時半くらいでも受け取れるときがあります。

    

富士急行ではこの日から青色と緑色を基調に、白帯の入った昭和30年代の塗装を施した電車が1編成走っています。しかし、時間が合いませんでした。また機会があれば出会ってみたいです。下は記念弁当の掛け紙。過去の車両が描かれています。

    

中身は9分割で上3つが恵方巻、しめじご飯、恵方巻。おかずはフジザクラポーク、鳴沢菜、都留市のようかんなど、沿線地域にちなんだ10種類のおかず。富士五湖の冬の風物詩、ワカサギの佃煮も入っています。

    

ご飯類が大食漢の私には少し少ないような気もしましたが、たくさんのおかずを少しずつ食べたい人にはオススメ。さながら桂川館のオールスター駅弁という感じのお弁当に仕上がっています。

    

下はもしかしたら今回使用されるかも知れなかった「開業復刻お弁当」の掛け紙。しかし、2006年に試作された掛け紙案の段階で、結局このイラストは採用されませんでした。下の画像は掛け紙の試作品を桂川館の御厚意で2006年4月29日に接写させていただいたものです。つまり、幻の掛け紙(画像)ということになるでしょう。デザインを見ておわかりの通り、昔を探る貴重な資料になるかと思い、画像フォルダに眠っていたものを今回やっとのことで見つけ出しました。

            

下は河口湖駅前に展示されている「モ1号」。富士急行の前身である富士山麓電気鉄道当時、走行していた車両です。2009年2月21日に撮影しました。

    

下は2009年4月19日、ノラ猫さんが富士急行大月駅で購入した「富士急行開業80周年記念弁当」。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。

     

「4/19 大月駅ホームにて購入。掛け紙がなかなか良いですね。富士桜豚の焼豚、ワカサギの佃煮が美味しかったです。ただご飯がちょっと少ないかな? 上ちゃん風にリバイバルカラー1000系と一緒にパチリ。」

    

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