下は2009年5月10日、長岡駅で購入した「ECHIGO NIPPONIA NIPPON」。1050円。2009年4月29日の「ばんえつ物語号10周年特別記念企画」で新作発表され、長岡駅ではこの日より販売開始されました。購入には予約が無難です。
掛け紙に「越後のお米を楽しむお弁当」と書かれているとおり、ご飯によく合うおかずを周辺に散りばめて、あくまでも新潟の名産であるご飯を味わう駅弁に仕上がっています。真っ赤な唐辛子である「かぐらなんばん」の塩漬けをはじめ、ずいきの甘酢漬け、油揚げ味噌漬け、青菜と人参炒めなど。デザートの蓮根サブレが口の中の辛味を取り去ってくれます。
「NIPPONIA NIPPON」とはトキの学名。かつてドジョウ、沢ガニなどを田圃から捕食していたトキは、越後のお米作りにとって身近な存在でした。この駅弁にはトキのいる田圃が再び甦るようにとの祈りも込められています。
下は2008年4月12日に新潟県内の駅弁屋さん(三新軒、新発田三新軒、新潟三新軒、神尾弁当部、池田屋、長岡浩養軒、川岳軒、ホテルハイマート、ホテルセンチュリーイカヤ)が新潟駅に集って行われた2008年春の新作駅弁「にいがた駅弁合戦」にて、「夢賞」「日本海賞」「美人賞」のうち、「夢賞」、つまり最優秀賞を獲得した駅弁「トキばぁちゃんのおすそわけ」です。
画像は池田屋さんのご提供です。今回のコンセプトは、いなかのおばあちゃんが、しあわせのおすそわけとして、地元食材をメインにした手料理を詰め込んだお弁当箱を持たせてくれた……。
そんなやさしさの詰まったお弁当に仕上げたそうです。 1050円。
お品書きは次の通りです。
@三色俵にぎり[★おもいのほか(食用菊)と鮭そぼろ・★白ごま・★さくらめし(大根の味噌漬けをごはんにまぜこんだもの)] 、Aずいきの甘酢漬け、B梨ナスの醤油漬け、C玉子焼き、D長岡油揚げと国産ぜんまいの炊き合わせ、E長岡こんにゃくのピリ辛煮、F煮豆、G旬の青菜と人参の炒め物、H牛肉のうま煮、I桜餅(季節によって、柏餅や、笹団子、柿大福へ変わります)。
販売期間は2008年4月より半年間。つまり2008年10月には終売してしまう期間限定、現地売りのみの駅弁です。いろんなものが少しずつ、本当におすそわけという雰囲気がよく出ているお弁当ですので、ぜひ長岡駅で予約してお買い求めすることをオススメします。下は2009年1月1日に長岡駅で購入した「トキばぁちゃんのおすそわけ」。延長販売が決定したため、ゲットできました。
ずいきの甘酢漬が個人的に好きです。へんてこりんな名前の「おもいのほか」も、思いの外おいしかったです。
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