さらば土日きっぷの駅弁旅
〜その2〜
2010年3月6日から7日にかけて、土日きっぷの惜別旅に出ました。直江津から土日きっぷのフリーエリアを少し出た先には、やはり「さらば」と言える国鉄型気動車キハ52が最後の踏ん張りを見せていた大糸線の終着駅糸魚川があります。
糸魚川駅は前年の2009年5月から10ヶ月間で3回目の訪問となりました。昭和の雰囲気を醸し出している列車が発着する駅でもありますが、2010年3月13日からのダイヤ改正でキハ52は引退します。その6日前の2010年3月6日、最後のお別れをしにやってきました。
鉄道記念物とも言える赤煉瓦車庫も取り壊されるそうで、鉄道ファンにとっては糸魚川駅は寂しくなります。下はその糸魚川駅で2010年3月6日に購入した「えび釜めし」1000円。
大きな海老が2尾。実はこの日に賞味した場所は、長野へ向かう信越線の車内でした。車窓の雪景色がとてもよく似合います。
下は2009年5月6日、糸魚川駅で購入した「えび釜めし」。1000円。
キハ52とのツーショットも2010年3月13日以降は見られなくなります。
この日は車内はガラガラで、南小谷までの往復の旅を満喫しました。キハ52のモーター音は凄まじく、それもある意味では昭和らしさと言えそうです。
大糸線(非電化区間の糸魚川から南小谷まで)に揺られながらいただきました。
山菜や栗も入って海の幸と山の幸がバランスよく配置されています。中でも鶏そぼろが個人的には好きです。
下は2004年8月1日に金沢駅で購入した「えび釜めし」。
下の掛け紙は1991年3月7日購入ほか。新潟のコシヒカリを海老のゆで汁で炊いたごはん。その上に赤海老、ホタテ貝などが載ります。
糸魚川駅には釜めしの駅弁が多く、下は2006年12月3日、CHさんが購入した「ほたて釜めし」。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。
「糸魚川駅のコンビニ「CHAO」で購入。900円。
中身は、ほたてが3つ、たけのこ、きんぴらゴボウ、くり、しいたけ、そぼろなどが入っていました。 えび釜めしは富山・金沢の北陸トラベルサービスや北越などの車内販売でも購入できますが、ほたて釜めしは糸魚川でないと売っていないようです。しかも数量が少なく、最後の1個でした。 作ってまだ時間が経っていないのか、ほんのりとした温かさはこの季節にはありがたいものです。 写真は、キハ52の車内です。」
下は2009年5月6日に糸魚川駅で購入した「ほたて釜めし」。1000円。
どの食材も大きな具に見えます。田舎の駅弁らしいお得感のある内容です。
2010年3月6日にもどります。キハ52だけでなく、以下の車両たちも近い将来に消える運命を辿ります。とても悲しい気持ちになります。
そんな中、この駅弁だけはいつまでもなくならないで、糸魚川の名物駅弁として残って欲しいものです。
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