さらば北越駅弁旅〜その3・終〜

2015年3月8日、6日後に迫った北陸新幹線金沢開業で消える特急などへの名残をするために北越地方を訪れました。

   

上越新幹線の越後湯沢駅。ここから北越急行経由で特急「はくたか」が北陸を結んでいました。しかし、北陸新幹線の開業で、東京から北陸に向かうには、旧長野新幹線経由となり、この駅は今後、乗換駅としての賑わいはなくなり、スキーや温泉の客が訪れる、のんびりとした駅になりそうな気配です。それが駅弁の売り上げにどのように影響するのでしょうか。心配です。

   

上のはくたか17号は、在来線特急として私がこの列車に乗る最後の「はくたか」となりました。2015年3月14日からは、「はくたか」の名は北陸新幹線の列車名として引き継がれます。下は2015年3月8日、越後湯沢駅で購入した「ほくほく弁当」850円。

   

この駅弁の魅力は、鮭の味噌焼きと魚沼産コシヒカリ100%の山菜醤油飯でしょうか。柔らかく炊いたご飯はふっくらとしていて、するすると胃の中に入っていきます。

   

下は1998年9月10日、越後湯沢駅で購入の「ほくほく弁当」。

    

鮭の味噌焼きをはじめ、かまぼこ、卵焼きなどが入っています。魚沼産コシヒカリ100%の山菜醤油飯が自慢の幕の内風お弁当です。下は2006年7月15日、砂丘の白兎さんが購入した「ほくほく弁当」。

   

以下は砂丘の白兎さんのコメントです。「シンプルな幕の内弁当。個人的には、洋風のおかずがもう少し欲しかった。」

   

こんな駅弁もあります。「トンネルを抜けると、そこは雪国だった」。下は2006年6月、CHさんが越後湯沢駅で購入した「雪国弁当」。貴重な画像をどうもありがとうございました。

   

以下はCHさんからのコメントです。「東京に行きました。帰り、越後湯沢駅で「雪国弁当」を買いました。800円だったかと。おかずは少なめです。 卵が伊達巻きというのは駅弁には珍しいと思います。さけ、エビフライ、ハム、煮物、漬け物、くるみなどです。しかし、おかずが少なくてもそれを補うだけの美味しいご飯が入っています。

   

さて、再び2015年3月8日購入の「ほくほく弁当」850円。この駅で買う駅弁ならば上記の「雪国弁当」800円や「駒子弁当」920円、「くるみ山菜寿司」750円、あるいは「いくらたらこめし」1000円でも良かったのですが、この日は、これから乗ることが減るであろう「ほくほく線」のことが強く頭にあって、迷わず購入しました。ほくほく線もなくなって欲しくないし、その名にあやかったこの駅弁もずっと売られ続けて欲しいという願いを込めて。

   

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