2009年4月11日、東京駅で開催された東日本縦断駅弁大会で購入した「よねざわの愛 石堤」。1200円。NHK大河ドラマ「天地人」に因んだ米沢駅・新杵屋の新作駅弁です。

     

直江兼続と米沢との関係は、上杉藩が関ヶ原の戦いで敗れた西軍に味方したため120万石から30万石へと減移封となり、越後から米沢に移り住んだことによるそうです。生活困窮の中、直江兼続は治水事業である「直江石堤」など、米沢のまちづくりをしつつ、生活の立て直しを図ったとのことです。ウコギ、紅花の栽培、鯉の養殖などは倹約も兼ねた産業として、直江兼続の精神が生かされた知恵と言えましょう。

     

ということで、米沢の地場産品にこだわり、直江兼続ゆかりの食材を使って、「直江石堤」の石に見立てた折箱の中に詰め込んだのがこの駅弁だそうです。たまたま駅弁購入の日、東京で新杵屋の重役さんとお会いする機会があり、いかに地元にこだわったお弁当であるかをお聞きすることができました。

     

鯉の昆布巻き(鯉の宮坂)、厚揚げそば味噌田楽(佐藤豆腐店、花角味噌醸造)、米沢牛粕漬(香坂酒造、おたまや)、そば粉クレープ天元豚ロースハム巻(米沢食肉公社)など。白米と紅花ごはんにも地元の極献上米ミルキークィーンを使用しているそうです。

     

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