南東北駅弁行脚 その5

新潟・会津若松間を走る「SLばんえつ物語号」の運転時(季節運転、土日の1往復)の往路のみの販売で、しかも山都駅に停車中の12時27分から12時37分までの10分間、20食しか販売しないという超プレミアム駅弁、それが「山都そばSL弁当」です。したがって調整時間も12時10分という心憎い演出です。

        

山都町は全国有数のそばの産地です。もちろんそんなことは今までこの私は知りませんでしたが、この駅弁で私のみならず全国にPRできたのではないでしょうか。
山都町には「飯豊(いいで)とそばの里センター」(電話0241−38−3000)という施設があり、そば資料館、ふれあい館、ふるさと館、そば伝承館を擁しています。
そば打ち体験もでき、2003年10月現在、1回こねり(4食分約500グラム)で2000円とお得。そば粉やそば打ち道具の宅配も可能です。
また、町内には「人情温泉」という硫酸塩温泉の源泉もわき出ており、「いいでのゆ」という施設では温泉にゆったりつかりながらその後で打ち立ての山都そばを食べることができるだけでなく、宿泊もできるのが嬉しいですね。私もいつか行ってみたいと思います。


                  

と言うわけで、ついに2005年9月18日、現地で購入できました。

3号車が停車するあたりのホームで他の地場産品と一緒に売られていました。思ったほどダッシュもなく、楽々買うことができました。


        

つなぎを使用しない10割蕎ということで、箸でつかむとぷつんぷつん切れてしまうのかなと思っていたらそんなこともなく、するするするっと食べてしまいました。あと1ヶ月遅く来ていれば新そばで、きっとモチモチした艶のある蕎が出てきて、さらにおいしいんだろうなあと思いました。

   

して、次はラーメンの町、喜多方。ここにも地元が生んだ名物駅弁があります。その名もユニーク「駅弁 ラーメン丼」です。

こちらは3分停車を利用して、あらかじめ喜多方キヨスク024−122−0368に予約しました。改札口に一番近いのが4号車だからそこのデッキから降りれば3分で十分に買えますよ、と教えられ、実際にその通りで、受け取った後の停車中に車内で写真撮影できるほどでした。

        

この駅弁はボリュームがあります。一見すると本物のラーメンのようです。シナチクもナルトも玉子も海苔も、そしてチャーシューも。。。しかし、よく見ると下にあるのは中華麺ではなく、焼きめしのようです。しかも豚骨醤油ベース。それなりに量がありますし、そもそもアイデアがとってもユニークです。

        

家に持ち帰って食べたのですが、電子レンジで温めたらチャーシュー(煮豚ですね、これは。)がとってもやわらかくなり、ラーメン好きの子どもたちが実においしそうに食べてくれました。

        

参考までに、「道の駅 喜多の郷」で売られている「ラーメン丼」はこちらです。2006年12月27日、将棋仮面さんが購入されました。以下はコメントです。

「道の駅、喜多の郷でゲット。喜多方駅で販売している様子もなかったので、道の駅に行きました。基本的な作りは同じですが、若干違います。 醤油ラーメンのスープで炊いた味付けご飯は逸品でした。」

     



さて、喜多方まで来るとあたりは視界が開けてきて、田園地帯の雰囲気が増してきました。

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