元旦雪だるま作りの旅 〜その1〜

2009年元旦に小3の息子とJR東日本の正月パスを用いて日帰り「雪だるま作り」&「駅弁旅」をしました。息子との元旦2人旅は2008年の新潟に続いて2回目です。左下の画像は「こだま」700号で新横浜駅を出発した直後に見た「初日の出」。東京駅からは「こまち」3号に乗車し、今回は東北地方に雪を求めて仙台駅からのスタートです。

     

実は最初は京王駅弁大会の「頑張れ!ローカル線」の駅弁に選ばれた秋田駅「白神 鶏わっぱ」を求めて秋田へ行こうと考えていました。しかし、たまたま年末のウェブニュースで見たら1月3日からの発売ということで、諦めもつきました。そこで、東北を古川から陸羽線で横断して日本海側に抜けることにしたのです。左下は仙台から乗り継いだ「はやて」5号を古川駅で下車して見送った画像。右下は古川駅の在来線ホームに到着した「リゾートみのり」です。

     

ここて最初の駅弁を紹介する前に古川駅の駅弁販売状況を。なんと「駅弁はじめました!」のポスターが。

    

しかし、NEWDAYSを覗いてみると、あったのは「女将のおもてなし弁当・宮城鳴子温泉編」ではなく、「やわらか牛タン弁当」。しかしまあ、古川駅に駅弁が復活したのは事実なので、喜ばしいことです。

     

少し雪が積もっていた古川駅から「リゾートみのり」に乗り換え、ゆったりとした車内で雪景色を眺めながらくつろいでいると、鳴子温泉駅に着きました。ここで23分停車。駅前には無料の足湯もあると言うことでしたが、私たち親子はホームに残って雪遊びに熱中です。そして出来上がった2009年第1号の雪だるまは。。。

   

なかなか大きくできました。乗客の何人かが寄ってきて携帯のカメラでバシバシ撮っていました。息子は嬉しそうです。その後はホームの上でしばし雪合戦。私も息子もこの時のためにゴム長靴と手袋を持ってきましたが、もうぐちゃぐちゃ。出発時間です。運動して腹も減ったので、さっそく駅弁を紐解きます。「女将のおもてなし弁当・宮城松島編」。

    

「女将のおもてなし弁当」は2007年12月発売の「秋保温泉編」から始まり、2008年4月発売の「松島編」、第3弾が2008年10月より発売の「鳴子温泉編」でした。そこで、山の中では「松島編」でなく、しかも鳴子温泉駅に来ていますので最新版「鳴子温泉編」を、と思いましたが、一番新しいシリーズにもかかわらず、前日の2008年12月31日に販売終了してしまっていたのでした。木の実やキノコ、山菜など、秋の食材が中心でしたから仕方ありません。

    

松島編は仕切りがすべて三角。それが10分割で、海に浮かぶ松島の島影にも見えます。そこに牡蠣ごはん、鰻ごはんを中心に据え、菜の花と花小海老のお浸し、牡蠣とほうれん草の柚子味噌田楽、小海老とアサリのかき揚げ、竹の子の藻華揚げ、シシトウ素揚げ、飛龍頭、クコの実、鮪の立田揚げ、牡蠣のマリネ、アサリと海苔の佃煮が入っています。

    

「飛龍頭(ひりゅうず)」とはがんもどきのこと。松島にある数々のお寺で出される代表的な精進料理だそうです。また、「竹の子の藻華揚げ」は「藻華(もか)・別名アカモク」と呼ばれる海藻を使用しています。

    

「女将のおもてなし弁当」を入れた画像4選です。「リゾートみのり」は座席間のピッチが広く、とても快適でした。紅葉をイメージした深緋(こきひ)色のボディーに、伊達政宗の兜をイメージしたという前面「V」字のゴールドイラスト。下にあるゴールドのラインは稲穂の豊かさを表現しているとのことです。

     

左下は「リゾートみのり」の展望スペースから見た運転席の様子。鳴子のこけしを模した車内乗務員の像と、「リゾートみのり」のペーパークラフトがありました。右下は上り列車が鳴子温泉駅に到着する様子です。

     

鳴子温泉駅で半分以上の乗客を吐き出したキハ48系改造車両「リゾートみのり」は、軽快に峠を登っていきます。そして、峠を越えればそこは山形県。

    

後日談ですが、2009年10月25日、東京駅で開催された東日本縦断駅弁大会で「女将のおもてなし弁当・鳴子温泉編」を購入できましたので紹介します。

    

田舎風のお弁当で、竹籠容器に入っています。ごはんはおにぎりで、栗、キノコ、古代米の3種類。

    

揚げ物が案外多く、舞茸の天ぷら、薩摩芋の紅葉揚げ、細竹の天ぷら、野菜のかき揚げなど。

    

しみ豆腐、珍味漬け、しそ巻など、このあたりならではのおかずも入っています。デザートの粟餅が素朴な味で、とても美味しかったです。

    

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