2004年1月13日ほか購入の「うに弁当」。

   

「うにめし弁当」はうにそぼろが半分以上の面積を占め、錦糸卵、筍、椎茸が添えられています。

   

「うに貝焼弁当」は八角形の容器に半分は白いご飯、半分がおかずという、幕の内タイプの駅弁です。うにの中身を取り出し、それを貝殻に詰めて焼いているいわきの特産品「うにの貝焼」を駅弁にしたものです。それを中央に配置し、野菜の煮物、海老、かまぼこ、卵焼きなどが添えられています。

        

下は2005年5月25日、いわき駅のホームで購入。残念ながら2005年5月31日をもって調製元の住吉屋さんが後継者不足により駅弁から撤退、廃業しました。115年の歴史が閉じられたことになります。6月1日からは水戸駅弁の調製元である鈴木屋さんが「うにめし弁当」を忠実に再現して、いわき駅の1,2番線ホームの売店で販売しています。

        

左下の画像は2005年5月29日、30日にカツタさんが撮ったいわき駅1,2番線ホーム階段下の画像です。29日に作り出したような雰囲気ですが、30日(下の画像)には完成が近づいています。
                      
   

下は2005年6月7日にカツタさんが撮影したもの。この日のいわき駅・駅弁ラインアップは、
鈴木屋:印籠、鈴木屋自慢、JR弁当、偕楽弁当、寿司
芝田屋:天重(840円)、キッチン(800円)、とんかつ弁当、牛そぼろ弁当、おむすび(650円)、たまハムサンド
海華軒:風流弁当、ソースかつお弁当
だっとたいうこと。売店がオープンしたものの、立ち売りのおじさんも健在でしたということで、しかも嬉しいことに、ワゴンは住吉屋の時と同じものをそのまま使用していたそうです。

   

下の画像は2005年7月3日にカツタさんがいわき駅で購入した鈴木屋の「うにめし弁当」です。

         

「住吉屋さんの「うにめし」と筍と椎茸の位置が変わっていました。 味は住吉屋さん調製のものとほぼ同じと思いました。 心持ち量が少なかったような気がしましたが、空腹だったせいかもしれません。住吉屋さん調製の「うにめし」と違って、調整後間もない暖かい状態で食べられないのは残念ですが、水戸で調整したものを輸送するのであればやむを得ませんね。」とコメントしてくださいました。

         

さらに下は7月23日から「うにめし」が勝田駅でも売られていることを示している画像です。カツタさんが投稿して下さいました。水戸駅と勝田駅でも販売開始されたようです。カツタさん、ご報告ありがとうございました。

         

しかしながら、思ったほど販売実績が伸びなかったということでしょうか、2007年6月末をもって鈴木屋、芝田屋、海華軒の駅弁は自らいわき駅より撤退し、駅弁販売は終了してしまいました。販売期間は丸2年でした。
2007年7月1日より、いわき駅ホームの駅弁売店にはNREの駅弁が並んでいます。また、NREの親会社であるJR東日本は地元の味を大切にしようということでしょうか、いわき市内で四店舗を展開する老舗シーフードレストランのメヒコ商事とコラボの駅弁2種「いわきカニピラフ弁当」と「いわきウニピラフ弁当」を2007年7月1日よりそれぞれ1000円で売り出し、いわきの特色ある駅弁の継承に努めているようです。

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