「りんごごはん」は青森産のジョナゴールドを使用しています。全国へ宅配もできます。そんなわけでさっそく注文し、2003年11月20日、ついに口にしました。

       

本来ならば冷凍でしか送ってもらえない弘前駅弁「ちよちゃんのりんごごはん」ですが、「ほたて舞茸弁当」その他の名産品と一緒にお願いしたことで、届いてみたら思いがけずも作りたての「生」をクールで送って頂くことになりました。大和家(0172-36-6633)の女将さんには本当に感謝しています。

さて、とりあえず冷たいままで食べてみます。すると、蓋を開ける前からリンゴの甘酸っぱい香りがしてきました。口の中ではまずジョナゴールドの大波が押し寄せます。次にホタテごはんの波。で、それらが合わさって渦のように口の中に広がります。何とも形容しがたい不思議な味。後味はさざ波のようにリンゴの酸味でとても爽やかでした。決してグルタミン酸ナトリウム系のうまさではありません。とても個性的、ユニークです。ある意味でミスマッチ食品なのですが、決してゲテモノではない。「魅せられる味」とでも言っておきましょう。

次に、電子レンジで1分チンしてみました。冷凍だと500Wで6分30秒必要です。予想としてはリンゴの香りが強くなるのでは、と思ってましたが、さにあらず。帆立ごはんの風味がまさり、リンゴはアップルパイのリンゴのようでいて甘煮の栗のような…そう、一緒に食べるとこれはさくっとした歯ごたえの、酸味のある栗めしでした。
まあ、それにしても個性的な駅弁でした。海と大地が合わさったような、不思議で魅せられる味。みなさんも話の種にいかがですか?


            

なお、ちよちゃんというのは女将さんのお孫さんの名前。キャラクターのリンゴのイラストもお孫さんが描いたようです。健康とおいしさのために無添加にこだわり、冷凍で送るのを原則としています。

 

「りんご弁当」に関しては2003年11月現在、「りんごごはん」と同様に、予約が必要だそうです。

この2つの弁当の違いは、どうやらおかず入りが「りんご弁当」、ごはんだけが「りんごごはん」のようです。したがって、シールが2種類あります。

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