瀬戸内駅弁旅 〜その4〜

2010年3月27日、小倉から新幹線で出発して徳山、福山を経てしまなみ海道のバスで四国の今治まで移動しました。その後、特急しおかぜ、南風を乗り継いで一気に坂本龍馬人気で湧く高知へ。瀬戸内といったん離れますが、どうぞお付き合い下さい。

    

上の画像は高知駅のコンコースです。坂本龍馬とその妻、お龍が出迎えてくれています。当初この日は高知に宿泊しようと考えていたのですが、さすがに春休みの土曜日ですとNHK大河ドラマ「龍馬伝」人気でホテルがどこも満室。仕方なく滞在時間35分のとんぼ返りとなりました。

     

しかし、到着したのは16時半過ぎ。お目当てのこの駅弁、実は高知駅ホームの駅弁売店は15時で閉店しますので、買うことができません。そこで調製元である「あんどう商店」の支店で受け取ることにしました。はりまや橋にほど近い大橋通り商店街の一角に2店ありましたので、そのうちの1軒を選んでまでタクシーを飛ばします。道路は混んでいましたが、時間内に余裕を持って高知駅まで帰ってくることができました。

     

2010年3月27日、現地である高知で購入した「龍馬弁」1000円。「龍馬伝」ならぬ「龍馬弁」です。もちろんシャレでしょう。

    

何と言っても名物である肉厚の鯖寿司が焼き鯖のミディアム状態でとても美味しいです。脂ものっていますし、酢飯には柚子が入っています。そして、椎茸、みょうが、たけのこの各寿司、さらに前代未聞のこんにゃく寿司まで。鰹の角煮も素材の新鮮さを感じさせます。

    

こんにゃく寿司はいなり寿司みたいな体裁で、こんにゃくの中に寿司飯が詰められています。蒲鉾も絵入り。野菜や帆立の煮物、子持ちイカ、酢の物など、その他のおかずも充実しています。

    

実はこの駅弁、下の画像のように2010年1月10日に京王駅弁大会でも購入しています。その時は酢の物の代わりに大根の酢漬けが入っていました。心なしか現地版の方が豪勢に見えるのは気のせいでしょうか。

    

「龍馬弁」は特急「南風」に乗って賞味しました。下は土佐山田駅に停車中の1枚です。やはり現地で食べる駅弁の旨さは格別です。大河ドラマにあやかって長崎、鹿児島中央、三原、三島など、「龍馬駅弁」ブームが各地に起こっていますが、やはり本家本元は高知。2010年は高知に訪れたら、必ずこの駅弁を押さえておきたいですね。

    

特急「南風」を丸亀で降り、南風リレー号に乗り換えてこの日は高松に宿泊しました。再び瀬戸内駅弁の旅に戻り、いよいよ最終章を迎えます。

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