昭和22〜23年?月?日
戦後間もない食糧事情が悪い頃、外食券を使わなくても済む駅弁として、ご飯を使用せず、大根、人参、牛蒡、芋などの野菜を煮たものだけを入れた駅弁が出現しました。それが「料理辨當」です。
この駅弁の場合、定価が50円ですので昭和22〜23年の頃に販売されていたものだと思われます。
この頃は悪性インフレで、昭和21年に5円で始まった「料理辨當」は22年4月には10円となり、10月には20円に値上がったようです。さらに23年には50円から70円へと、わずか2年の間に10倍以上にもなってしまいました。
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