2007年12月27日に発売され、その日に予約して購入した「赤ワイン漬け特撰とんかつ弁当」1180円。これは三島駅限定の駅弁です。「とんかつ弁当」としては35年振りぐらいの復活ではないでしょうか。

   

朝霧ヨーグル豚」を使用しています。これはヨーグルト状の飼料を食べて富士山西麓の朝霧高原で育った国内産豚のことです。飼料が良く、病気になりにくいため、抗生物質を打つこともない、安全な肉だと言われています。また、地元では柔らかくて美味しいと評判な豚肉です。リノレン酸、オレイン酸、リノール酸などが普通の豚肉よりも多く含まれ、コレステロールを減少させる働きを持つとも言われています。

   

八丁味噌や胡麻などが入った特製濃厚ウスターソースをかけていただきます。個人的には洋辛子も付けて欲しいです。衣はカラッとしており、確かに冷めていても柔らかい肉です。脂身にも甘みがあります。家で食べるときには電子レンジなどで再加熱するとジューシーさが増すでしょう。薄味のザワークラフトのようなキャベツの酢漬け、柴漬けが添えられています。

   


下は昭和31年1月28日の「とんかつ辨當」。外食券制度が前年に廃止され、この頃より食糧事情が好転し、この「とんかつ辨當」のような特殊弁当が多く出てくるようになります。

                

この「とんかつ辨當」は私が気づいたとき(1973年・昭和48年頃)にはもうなかったと思います。

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