大正後期から昭和初期か。

黒沢尻駅は現在の北上駅です。
東北で名高い桜の名所和賀展勝地が紹介されています。

実はこの「すし」、日本で一番最初に売られた特殊弁当の駅弁です。明治23(1890)年、一ノ関〜盛岡の開通を記念して一ノ関、黒沢尻(北上)の両駅で初めての特殊弁当であるのり巻きの「すし」が売り出されたのです。

もちろん掛け紙はこの図案のものではなかったと思いますし、定価も5銭前後(左の時代は20銭)だったものと思われます。


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