西瀬戸内駅弁の旅 〜その1〜
2006年12月24日、世間では雪さえ望まれるクリスマスイヴ。しかし、幸か不幸か真冬が嘘のような小春日和に恵まれました。前日より九州を旅している私も夜までには家族の待つ自宅へ帰らなければなりません。その限られた時間の中で瀬戸内海に沿って大分から広島まで駅弁の旅をしました。
大分駅を朝9時過ぎの普通電車でゆっくりめの出発。別府駅で下車し、昨年に続き2回目の竹瓦温泉に向かいました。左下の画像がそうです。ちょっと熱めの朝風呂につかって気分も上々。さっそく温泉の前のベンチで朝に買っておいた大分駅「とり天弁当」をいただきます。1050円。
「とり天」とは今から50年くらい前に考案された大分地方の郷土料理の一つで、一口大の鶏肉を天ぷら衣で揚げて、好みのタレをかけて食べるという単純で、しかも奥の深い料理だそうです。
かぼすぽん酢がついていましたので、それをかけて食べます。タレにつけて食べるという作法が唐揚げとはまず違いますね。そして、ころもが天ぷらですから、唐揚げよりは口当たりもやさしく、上品な感じです。付け合わせは海老、かまぼこ、玉子焼きなど。経木の入れ物が駅弁らしくて良いです。
下は2007年11月17日、はやしさんが大分駅で惜別購入した「とり天弁当」。駅弁撤退3日前バージョンです。貴重な画像どうもありがとうございました以下はコメントです。
「とり天弁当です。
かぼすぽん酢ではなく醤油が付いていました。 美味しいとり天でした。」
下は1981年8月28日購入。今はありませんが、昔は九州によく見られる鶏のこんな駅弁がありました。もしかして「とり天」に押されたから無くなってしまったのでしょうか。御飯がごぼうと鶏のスープで味付けされています。鶏肉、錦糸卵、海苔の三色弁当でした。
別府竹瓦温泉から徒歩10分の別府駅へ。ここでは2006年9月に立売と共に復活した駅弁に出会います。それも、「とり天」専門店が作る、この大分駅弁と同じ「とり天弁当」で、価格は半分以下。手軽に「とり天」を味わうという意味では期待は膨らみます。
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