コロプラ九州駅弁旅〜その3〜

2010年2月21日、下関ショックから立ち直ろうと、再び九州に戻って小倉からソニックに乗り、2007年に老舗駅弁屋さんが撤退したものの、その後に新しい業者を迎え入れている大分駅へと向かいました。すると、売店には何やら懐かしい名前の弁当が。。。

    

上は2010年2月21日、大分駅の改札口を出て左側にあるフレスタ大分商店会、嘉恵丸(よしえまる)の専用売店で購入した「じゃこめし」680円。この売店で2005年に「豊後あじ寿司」を買ってから何度か覗きましたが、この「じゃこめし」に出会うことはありませんでした。以前からあったのかどうかは定かではありませんが、2009年には嘉恵丸の「じゃこめし」を650円で買ったというウェブ上の報告はあります。上の画像はたまたま大分駅の高架ホームに停車していた特急「ゆふいんの森」。すかさず駅弁とみなしたい「じゃこめし」とツーショットです。

    

じゃこの炊き込みご飯にゴマと大葉を散らし、おかずとしては大分名物とり天がメイン。その他には蓮根、人参、コンニャクなどの野菜の煮物や玉子焼きが入り、きゃらぶきと紅生姜がアクセントとなっています。

    

以前は中央会加盟の駅弁屋さんが作る「じゃこめし」がありました。しかし、梅乃家さんは2007年11月20日をもって駅弁販売を終了しました。創業は大正7(1918)年。89年の長きにわたり、ありがとうございました。少し振り返ってみたいと思います。下は2005年12月7日、大分駅で購入した「磯の香じゃこめし」。

    

2段式だったのが1段になりました。ちりめんじゃこのごはんが味わい深くとてもおいしいです。

    

煮物、焼き物、揚げ物などのおかずも上品に配置され、作りも丁寧です。名物の鳥天も入っています。

    

下は2007年11月18日、はやしさんが大分駅で惜別購入した「磯の香じゃこめし」900円。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。

  

「名物のじゃこめしです。おかずも多いです。」

  

下は2007年11月18日、はやしさんが大分駅で惜別購入した「豊後じゃこめし」630円。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。

           

「小箱のじゃこめし。手頃な量です。」おかずは玉子焼き、カマボコ、蓮根煮、高野豆腐など。

           

下は2003年11月17日の「磯の香じゃこめし」。中身の画像についてのみ梅乃家さんからご提供いただきました。近海で獲れるじゃこをふんだんに使用したお弁当です。副菜として野菜の煮物、かまぼこ、焼き魚、フルーツなどが添えられています。

 

下は2004年3月20日の「じゃこめしお弁当」。 「急行「日南」復活運転乗車記念お弁当 じゃこめし」です。内容は上の画像と同じであろうと思われます。「じゃこめし」は記念列車の駅弁として使われるようで、下にもあるように、2004年2月29日に品川を発車した日豊線経由西鹿児島行のリバイバル列車「懐かしの富士号」の3月1日昼食用にもなったようです。

           

下は2004年3月1日。2月29日、品川発日豊線経由西鹿児島行のリバイバル列車「懐かしの富士号」で翌3月1日、日豊線大分駅から積み込まれた梅乃家「じゃこめし」が中身の昼食用乗車記念弁当掛け紙です。乗車記念ステッカ−が貼られています。

       

ということで、中央会の駅弁屋さんがさまざまなバリエーションの「じゃこめし」を調製、販売したことがわかりますが、撤退の後も、大分名物を守ろうと、持ち帰り寿司専門店の嘉恵丸が伝統を引き継いでいてくれるのはホッとしますし、嬉しいものです。湯布院を経て博多に向かう「ゆふ4号」の車内でいただきました。

    

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