南九州駅弁の旅 〜その6・終〜

2014年2月23日から24日にかけて、鹿児島と、隣接する宮崎、熊本の一部を旅しました。最終目的は人吉駅の駅弁を無予約で買って、この旅を締める、ということでした。

     

上は2014年2月24日、人吉駅の立売、菖蒲さんから購入した「鮎ずし」1000円。この日は14時過ぎ、しかも月曜日ということで平日だったので、「鮎ずし」と「栗めし」しか残っていませんでした。事前予約して九州駅弁グランプリにも出品されたくまモンの「山彦かしわめし」1000円を、とも思いましたが、またそれは次のお楽しみに。今回は「鮎ずし」を10年ぶりにいただくことにしました。

     

そして、この駅弁を持って、くま川鉄道の終着駅、湯前駅へ。球磨川の中流の割には開けた盆地です。ここから山を越えて100キロ行くと、宮崎県の日向に抜けられます。いつか山越えのドライブをしてみたいな、などと夢が膨らみました。

     

実は2014年2月15日から、くま川鉄道では「田園シンフォニー」という列車を走らせています。別に音楽の生演奏が車内で聴けるという企画ではありませんが、ゆっくりゆったり半日かけて人吉盆地を走るというもの。車内ではいろんなおもてなしがあるようです。

      

片道の旅なのですが、今回は発車時間の午前11時台に間に合うはずもなく、しかし後続の列車でも湯前駅に停車中のこの列車を拝むことはできます。

      

さて、2014年から遡ること10年、下は2004年1月13日、京王駅弁大会で購入した人吉駅「鮎すし」。ほんのりとおなかが黄色みがかっている鮎はちょうど胡瓜のような香りがします。わさびがすし飯についている鮎ずしはあまり見たことがありませんので貴重な存在でしょう。

        

下は1981年8月28日購入。2004年には23年ぶりに食べた駅弁と言うことになります。  

                 

そして、再び2014年2月24日の話に。結果的には湯前駅では食べず、鹿児島空港経由で帰ってきた自宅で夜食となりました。

     

落ち鮎の季節からさらに数ヶ月。なのに保存の仕方が良いのか、すごく新鮮な感じがします。身が柔らかく、いかにも鮎のようなキュウリというか、スイカというか、そんな風味がしっかりと残っていました。鮎とシャリの間にはワサビが塗ってあります。それがまた清冽な味を引き立てていました。

     

嘉例川からスタートして、肥薩線、吉都線、日豊本線、鹿児島本線、肥薩おれんじ鉄道、肥薩線、くま川鉄道を経て、また嘉例川に戻るという、南九州を大回りする旅となりました。最後までおつき合いくださり、どうもありがとうございました。

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