下は2009年8月24日に訪れた南海電鉄高野山駅です。真夏の風景ですね。この日は新今宮駅から特急「こうや」号に乗車し極楽橋駅に来て、それからケーブルカーに乗り換えて高野山駅まで辿り着きました。

     

高野山駅の構内にある売店には柿の葉寿しで有名なヤマトの商品が売店にありました。そんなわけでこのヤマトの「柿の葉寿し」を個人的には高野山駅の駅弁とみなしたいと思います。

     

ヤマトの「柿の葉寿し」販売専用コーナーです。箱入りの本格的なものとパック入りの廉価版と2種類あり、廉価版にはサバだけのもの380円とサバ、サケ入り410円の2種類がありました。この日はパック入り2種類と880円の土産版を買いました。

     

購入した「柿の葉寿し」を手に、出札口で「天空」の予約座席券を受け取り、まずはケーブルカーに乗ります。車内で気づいたのですが、なんと柿の葉寿しの袋の中にナナフシが。。。極楽橋で下車後、外へ逃がしてやりました。

      

そして極楽橋駅からは下の画像で左に見える「天空」に終点の橋本駅まで乗ります。そこから先は右の特急「こうや」で新今宮まで帰ることになっています。

     

下は「天空」の車内です。南海電鉄橋本駅から極楽橋駅までの19.8キロ、標高差443メートルの山岳区間を結ぶ高野線ですが、別名「こうや花鉄道」と言うらしいです。その高野山へ向かって縫うようにして走る展望列車「天空」。大人気の車両であるため、指定券が取れそうもない極楽橋行きを避け、山下りの1番列車に最初からシフト。予想通り車内は空き空きで快適な空間でした。

     

とりあえずは買った柿の葉寿しを窓側のテーブルにセット。これは車窓に映る景色と駅弁と。。。いつもの撮影パターンです。もちろん私の座席は窓側のど真ん中。乗客は「天空」車両2両には数人。一般車両2両を加えて4両編成で山を下ります。

     

谷を縫うようにしてのんびりと走る「天空」のワイドビューな窓から見える霊場の山々です。緑が眩しい夏の風景そのもの。1日でも乗っていたい車両です。

     

「柿の葉寿し」と「柿の葉寿し さけさば詰合せ」の中身です。こんな和歌山の山奥で生の魚を食べるために、日持ちさせる工夫として誕生したのが柿の葉寿しだったのでしょう。鯖や鮭を酢でしめて渋柿の葉で包み、大和路の山家まで運ばれる保存食は、柿の葉で包まれることで風味豊かに仕上がった日本の伝統食文化です。

     

下はヤマトの「柿の葉寿し」880円の中身です。7カン入り。日持ちするため、翌日2009年8月25日に自宅で賞味しました。

     

下の画像は「天空」の車内ですがそれを感じさせない眺め。大きく深呼吸したい気分になります。この雄大な景色をゆっくりと拝みながら柿の葉寿しを頬張れることこそ至福の瞬間。

             

橋本駅に着きました。いったん留置線に引き揚げる「天空」。しばらくすると今度は満員の客を乗せて再び高野山に登る極楽橋行きとなります。

     

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