下は2010年1月24日、和歌山駅で購入した「和歌山のお弁当」750円。通称は「お好み弁当」。阪和第一食堂の調製です。2010年1月現在、専用パッケージがあるのは「えびずし」とこのお弁当だけとなりました。
上の画像は和歌山線粉河駅での1コマ。和歌山から乗車した電車が粉河止まりだったため、橋本へ行く後続の電車を1時間弱待っていました。いつもなら途中下車して駅前に出るのですが、この日は途中下車できるきっぷ「三島〜(和)橋本」7980円の片道きっぷ(経由 三島・新幹線・新大阪・東海・大阪環・関西・和歌)を持っていながら、なんとなく駅の中の雰囲気が気に入って、1番線ホームのベンチにずっと腰掛けながらこのお弁当を食べました。
上は和歌山駅で売られていた様子です。2、3番線ホームに阪和第一食堂の売店はあります。駅弁は見本だけが置かれ、クーラーボックスのような箱の中から取りだして売られました。
パッケージには和歌祭の様子が描かれています。紀州徳川家初代藩主の頼宣が父家康の霊を慰める為に始めたという天下祭、権現祭であり、毎年5月に東照宮の前から108段の石段での勇壮な神輿降ろしで始まるそうです。「渡御行列」と呼ばれる太鼓や雑賀踊、鎧を着けた武士などの行列が紀州東照宮を出発し、和歌浦地区をゆっくり練り歩くそうです。
お弁当の中身は幕の内ですが、さすが「えびずし」で有名な阪和第一食堂の調製。何と言っても海老フライが美味しいです。冷や奴が入っていたり、チキンのトマト煮が入っていたりして、なかなかユニークな内容です。
和歌山線を走る電車が全車ロングシートでなければ、車内で高野山の山並みや紀ノ川を眺めながら食べたいお弁当です。
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橋本経由で高野山に行く