日豊本線走破駅弁旅
〜その5・終〜
2008年8月29日から31日にかけての2泊3日、特急乗り放題の「夏の思い出きっぷ」をフルに使って九州を縦横無尽に駅弁行脚しました。31日は博多から新八代、鹿児島中央、宮崎、別府、小倉を経由して再び博多に戻るという九州一周の旅。その中で日豊本線を一気に走破。終点の小倉駅へとやって参りました。
小倉駅で購入した「一等幕乃内」980円。購入したのは2008年8月29日です。2008年春から登場したというレトロチックな駅弁です。明治24(1891)年に生まれた九州元祖の駅弁をイメージ。
練りウニ、明太子、筑前煮など、九州を思わせる定番おかずに煮卵、薩摩揚げ蓮根はさみ揚げ、茄子肉詰めなどが入っています。昔もこんなに豪華だったのでしょうか。まあ、それはないでしょう。
過去にはこんな幕の内駅弁もありました。下はおそらく1975年前後の「おべんとう」。300円。3月16日と書いてあります。
下は1985年11月23日の「上幕の内おべんとう」。700円。蒲鉾や卵焼きなどのほか、普通の幕の内よりもおかずが充実している駅弁「上幕の内おべんとう」です。
下は2008年8月31日、特急「ソニック36号」博多行きの車内。この旅もまもなく終わりを告げようとしています。
終わりを告げると言えば、この列車たちももうすぐ消えて無くなる日がやってきます。下は2008年8月29日、小倉駅で撮影しました。
特に0系新幹線は私と4歳違いの弟のような感覚で、小さい頃から東海道新幹線として大変お世話になってきた車両でした。それが2008年11月で現役から退いてしまうというのは、とても悲しいことです。最後の別れに博多まで惜別乗車しようというのも今回の旅の目的でした。
ものごとには始まりがあり、そして終わりがある。。。当たり前のことですが、そのことをしみじみ感じてしまった旅でもありました。「日豊本線走破駅弁旅」へ最後までのおつきあい、どうもありがとうございました。
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