関西ほんわか駅弁旅 〜その1〜
2007年3月29日、日帰りではありますが、2007年春から関西で何かと話題になっている駅弁を味わってみようということで、新幹線に乗って米原駅までやって来ました。さらに東海道線新快速に乗り換えて数分、彦根城築城400年祭で賑わう彦根駅でレアな駅弁をゲットしました。
下は2007年3月29日、近江鉄道彦根駅に隣接する近江鉄道ミュージアムで購入した「味の再現
彦根駅弁『再現!城下町の味』」。1000円。
このお弁当は2007年3月21日〜11月25日まで開催される「彦根城築城400年祭」を記念して、
近江鉄道と駅弁屋の
井筒屋とがコラボレートした期間限定駅弁。期間内で「近江鉄道ミュージアム」が開館する金・土・日・祝日に販売されます。予約は1週間前まで。0749-22-3303 近江鉄道株式会社 鉄道部運輸課。
「再現!城下町の味」という名前だけあって気になる中身ですが、彦根城博物館発行「彦根の食文化」を参考に、江戸時代の彦根藩で用いられていた食材を使って再現したという、400年前のタイムカプセルのような「お弁当」です。赤飯をメインにおかずは鮒甘露煮、合鴨ロース、だし巻き、海老豆、一寸豆、小芋、なす田舎煮、絹さや、赤こんにゃく、平湯葉、たけのこ煮、赤かぶら、和菓子、牛肉しぐれ煮。
瓢箪型した赤飯が何とも言えず「ほんわか」した雰囲気を醸し出しています。
上はJR彦根駅のコンコースから見える「彦根城」。徳川四天王の一人、井伊直政公が、関ヶ原合戦の後この地の領主になって築城した、姫路城、犬山城、松本城と並ぶ国宝のお城。さらに、世界文化遺産の暫定リストにも登載されているということです。
上はもう一つの記念駅弁である「国宝・彦根城築城400年祭記念弁当」。彦根駅のコンコースから彦根城も入れて撮ったつもりでしたが、右奧の茂みに小さく霞んでしまいました、残念。
こちらは現代風のお弁当だそうです。中身は季節によって変わるというおこわご飯と鱒寿しをメインに、えび豆、鴨ロース、焼鮭、卵焼き、筆しょうが、牛肉、白身フライ、芋・ししとうの天ぷら、里芋や蒟蒻などが入った炊き合わせなど。
これらの駅弁が売られている近江鉄道ミュージアムに入ってみました。ロコ1101・ED313・ED314・ED141・ED142・ED143・ED144などの電気機関車が見学できます。また、資料館では旧電車から現在の電車までの写真展示などもありました。
駅弁は春らしいのどかな日だまりの中、近江鉄道ミュージアムのテラスでのんびり、ほんわかといただいていましたが、米原行きの近江鉄道に乗り遅れそうになったので、慌てて車内に持ち込んで食べました。下の画像では私の駅弁行脚に同行していた御仁の手が写ってしまいましたが、これはご愛敬ということでお許しを。
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