日光発、春駅弁の旅 〜その5〜

2008年4月5日、鬼怒川温泉駅から東武特急スペーシア「きぬ118号」に乗車し、終着駅である東武浅草駅に差し掛かりました。ここは長らく「ボストン」と呼ばれていた駅弁屋さんが「鬼平」と名を変えて営業しています。

     

改札口を出て前方左側奥にある売店を覗くと、水戸駅でも芝田屋弁当から売られている「北茨城雨情の里牛牛めし」や「深川めし」がありました。これは駅弁プロデューサーが同じなため、全く同じ弁当が100キロも離れた違う駅で売られるというようなことが起こります。ちなみに、鬼怒川温泉駅で売られていたお弁当も、内容は水戸駅・芝田屋弁当さんの雰囲気をそのまま持っていました。東武浅草駅で売られているお弁当についても一部の駅弁を除けば推して知るべしの状況です。私はそれぞれの駅の地域性が明確に表れた内容の駅弁さえ作っていただければ、特に不満はありません。今後に期待したいと思います。

     

下は売店に1つだけ残っていた「懐石弁当 春のささやき」1000円。この時期だけの限定駅弁のようです。

   

春らしく、色とりどりのお弁当です。牛バラ肉煮と明太子、大根さくら漬けなど、お馴染みなおかずが並びますが、竹の子、よもぎ餅など、季節感があるおかずやデザートもあって、それなりに春を感じることは出来ます。

   

東武浅草駅近くの隅田川河畔はこの日、桜が満開でした。時間に余裕がなくてこのお弁当を川べりで食べられなかったのは残念でしたが、機会があればのんびりと花見をしながら食べてみたいお弁当です。

   


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