旭川駅「ラム肉丼」。加熱式で肉のやわらかさがきわだっている秀逸な駅弁だと思います。いわゆるジンギスカンの駅弁で、ビールといっしょにいただいたら最高ですね。サッポロクラシックならばさらに言うことなし。臭みも全く感じられませんでした。ジンギスカン好きの私にとって、来シーズンの駅弁大会に来れば絶対買ってしまいそうです。紅ショウガかと思われた赤いものはにんじんの千切り。じゃがいも、かぼちゃもホクホクして、いい味だしてます。
・・・というふうに７月の時点では期待していたのですが、意外にも「ラム肉丼」は２００５年夏で販売を終了してしまいました。おそらく販売開始から１年も保たなかったのだろうと思われます。
旭川駅「ジンギスカンホット弁当」。しかしながら、落胆する必要はありませんでした。それはリニューアルしたに過ぎなかったのです。内容は全くと言っていいほど同じですが、「ジンギスカンホット弁当」として名前を変えて新発売され、２００５年１０月２日に近所のスーパーが開催した「北海道駅弁まつり」で購入することができました。
パッケージには「やわらかラムと旨味詰まったほくほく野菜を特製タレでジューシーに仕上げました。」と書いてありますが、「ラム肉丼」の時にあったその上の「ジンギスカン風の」という修飾語の部分を削っただけの全く同じ説明文です。こういうことからしても、これは同じ駅弁ですね。
それにしてもなぜ名前を変えたのでしょう。やはり、「ジンギスカン」とした方がわかりやすいということなのでしょう。「ラム肉丼」と聞くと、一瞬わかりませんものね。ものすごくオリジナルな丼物なのかな？と期待もできますが、開けてみたら普通のジンギスカンだった、と言うことになれば、「ジンギスカン弁当」の方が無難だということでしょう。
さて、味の方はというと、下に玉ねぎが敷いてあって、それが歯ごたえも含めてなかなかのものでした。ただ、現地で出来たてを買うのと違い、駅弁大会では１日かけて輸送されて、しかも今回はまだ暖かい１０月初旬ということで、スーパー側の余計な配慮で冷蔵スペースの売り場に置かれていた分、タレの水分が飛んでしまっていて、肉のぱさつき加減も含め、風味が多少損なわれているのではないかなという印象を持ちました。しかし、肉は柔らかく、ジンギスカン好きには十分満足のいく駅弁でした。札幌駅「ジンギスカンあったか弁当」のようにしっかりと定着してほしい駅弁です。
摩周駅「摩周のラム丼」。そしてその３日後の２００５年１０月５日、今度はイトーヨーカドーの駅弁大会で摩周駅「摩周のラム丼」を購入。「ラム肉丼」という名がたった１年足らずで消え、すぐに良く似た名称の「ラム丼」が他の駅で生まれる。箸袋を見ても決して旭川駅弁と浅からぬ関係がありそうな、摩周駅の新作駅弁の登場です。
これは加熱式ならよいのになあと思います。フタを取ったら脂が固まっていました。特製タレをかけて電子レンジで温めたらこんなに↓おいしそうになりました。
ごはんの上にラム肉がのっている「丼」なのかと思ったら、２段式で分かれていて、下にごはん、上には皿をかぶせてそこにラム肉や野菜が載っていました。
電子レンジで温めてから特製タレをかけるよりも、特製タレをかけてから電子レンジで温める方が味が染みこんで旨いと思います。
旭川駅「ジンギス飯」。下は２００６年１月２９日、阪神駅弁大会で購入した「ジンギス飯」です。この駅弁大会でデビューした新作であると思われます。
パッケージに工夫が施され、ジンギスカン鍋をイメージできるので、見るからに美味しそうです。しかし、阪神駅弁大会での人気は今ひとつ。私の中ではお目当ての駅弁の１つだったのですが。実際、ラム肉には臭みがなく、しかも柔らかく、量もたっぷりで、付け合わせの野菜も美味しいので、加熱式容器ではありませんでしたが、冷めてもおいしくいただけました。
旭川駅「ジンむす」。下は２００６年９月、はやしさんが旭川駅で購入した「ジンむす」です。以下はコメントです。貴重な画像どうもありがとうございました。ラム肉を使用しているようです。
「ジンむすです。 改札外待合室前の売店で購入しました。程よい分量で美味しかったです。 」
旭川駅「ジンギスカン重」。下は２００７年１２月１日、道風ライナーさんが購入した「ジンギスカン重」。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。
「１２月１日ヨシヅヤの駅弁大会で購入。旭川立売調製。味付ラム肉・温泉玉子・素揚げかぼちゃ・人参ナムル・小松菜ナムルが入っています。」
北海道の駅弁に戻る トップページに戻る 駅弁対決（ジンギスカン対決）を見る
※よろしければ人気ランキングに投票して下さい。→ 旅行・地域ランキング
（現在の投票状況はこちら。毎日順位が変動しています。）