いばらき駅弁巡り〜その4・終〜
2012年4月29日、茨城県の駅弁巡りをしました。どれも復活や復興を意識した茨城ならではのお弁当でした。大洗駅、那珂湊駅、水戸駅の各駅弁を手にし、最後はやはり震災からの「復興」をテーマにした高速道路の「どら弁当」で締めたいと思います。
常磐道の守谷SAには「福香弁当」という「復興」にもじった「どら弁当プレミアム」が売られていました。常磐道守谷SA(上下)だけでなく、東北道蓮田SA(上下)、関越道三芳PA(上下)でも売られています。
これは2011年7月から2ヶ月販売したのに続く第2弾で、2012年3月8日から5月6日までの期間限定です。今回の「春の息吹き 福香弁当」の監修は前回と同じ料理研究家
浜内千波さんです。下は2012年4月29日、常磐道の守谷SAで購入したどら(道楽)弁当プレミアム「春の息吹き福香弁当」1200円。
内容は岩手県産黒毛和牛のしぐれごはんをメインに、三陸産穴子や塩蔵ワカメなど、今回も東日本大震災の被災地域で手に入る食材を使用した弁当でした。中でもホタテのワカメ蒸し、ミニトマトとキャベツのコールスローが美味しかったです。下の画像で左上がホタテのワカメ蒸しです。その右にクリーミーな洋菓子、その下は鮭の幽庵焼きです。
下の画像で右側のエリアは左上から、桜の花と葉の塩漬けと木綿豆腐を和えた「春の桜和え」、その右にミニトマトとキャベツのコールスロー。左下は菜の花とエシャレットの味噌和え、右が三陸産の煮穴子を岩手県産玉子で巻いた「穴子巻玉子」です。
さらに、守谷SAにはこんな「どら弁当」もありました。「大地の恵み 十勝夕張弁当」950円。2012年3月10日から販売開始されました。東北道蓮田SA(上下)、関越道三芳PA(上下)の他に、東北道佐野SA(上下)、羽生PA(上)、関越道高坂SA(上下)、上里SA(上下)、嵐山PA(上下)、寄居PA(下)でも売られています。
2011年10月に道東道がつながって札幌から帯広へのドライブが便利になりました。特に夕張と帯広の間は一般道では難所続きでしたので、とても嬉しいニュースでした。この弁当はそれにエールを送ろうというコンセプトのようです。A4等級十勝牛の焼肉、長芋の酢漬け、花豆の甘煮、夕張メロンの粕漬け。米は夕張産「おぼろづき」だそうです。
A4等級十勝牛の焼肉はサシが入っていて本当に美味しいです。しかも、3枚入っているのですが、折りたたまれており、見た目の倍は肉が入っています。ごはんが見えないようなギリギリの線まで敷き詰めてある牛肉弁当はよく見ますが、A5の次に上等なA4等級なのに、惜しげもなく折りたたんでいるというのは初めてで、とても感動しました。
今回購入した2つの「どら弁当」は、共に東日本の食材を扱っています。それらの食材を消費することで、復興支援にもつながるのです。特に「福香弁当」は被災地の復興を支援することを目的として作られています。駅弁だけでなく、どら弁当にもこのような被災地支援弁当ができたことで、東日本だけでなく、全国にもこのような支援の輪が広がっていくことを期待します。
最後までおつきあいくださり、どうもありがとうございました。
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