瀬戸内駅弁旅
〜その1〜
2010年3月27日、小倉から新幹線で出発して徳山、福山を経てしまなみ海道のバスで四国の今治まで移動しました。徳山で駅弁が売られるのは翌日の3月28日が最期。その惜別も兼ねていました。
上と下は2010年3月27日、徳山駅新幹線ホームの様子です。700系のぞみが入線してきました。名物駅弁として名を馳せた徳山駅「あなご飯」ですが、調製元の徳山駅弁当が下関駅弁当と共に小郡駅弁当へ吸収合併されるため、現在「あなご飯」のレシピを小郡が受け継ぐという話も出てはいるのですが、たとえそうなったとしても徳山駅で「あなご飯」が売られることはもうないはずです。そんなことを思うと無性に寂しくなってきました。
売店の様子です。この日はすでに「とんちゃんふくちゃん弁当」はなく、売られていたものの中から私はお別れとして「あなご飯」と「のりまき弁当」、「幕の内弁当」550円を購入しました。
これを賞味したのは特急しおかぜ車内。四国です。島影がいくつも浮かぶ瀬戸内海を見ながら、この海で獲れたであろう穴子を想像しつついただきました。
穴子は肉厚で弾力があり、長い間作り続けてきた、そして愛され続けてきた揺るぎない味を噛みしめながらいただきました。
下は2006年12月24日、徳山駅で購入した「あなご飯」。
茶めしの上にあなごのかば焼き、その千切りが載っています。その他、錦糸卵や紅ショウガ(今回は柴漬け)など。おいしいと評判な駅弁です。
この時は広島空港の待合室で賞味。ちょっと小骨の多いのが気になりましたが、伝統の名にふさわしい秀作駅弁と言えましょう。下は1983年頃のもの。価格は600円でした。
下は2004年8月、山本町駅(瀬戸鷹)さんが購入した「駅弁の達人」バージョン。
再び2010年3月27日。画像は福山から今治に向かう「しまなみ海道」でバスからり車窓風景。この駅弁が近いうちに新山口駅で確実に復活することを期待しています。
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